古着で購入したスタジャンの袖レザー部分がかなり汚れていたのでスニーカーを洗うのにかなり綺麗になるジェイソンマークを使ったらどうなるのか試してみました。
ジェイソンマークでスニーカーを洗ってみた効果についてはこちら
汚れ落としに挑戦したスタジャン
今回、袖レザー部分の汚れ落としに挑戦した古着スタジャンはこれ。
メルカリで購入したゴールデンベアーの恐らく80〜90年代の古着スタジャンです。
ボディ部分はメルトンウールで袖部分(スリーブ)がホワイトで着色されたレザー(多分牛革)です。
上記画像では袖の白いレザー部分がどれくらい汚れがあるのか分かり辛くてすいませんが、詳細は作業中の画像で判断してください。
そしてタグを見るとprofessional dry clean by leather specialist onlyと書いてあります。
機械翻訳すると皮革専門業者によるプロのドライクリーニングのみという事です。
僕の場合ですがクリーニングに依頼してみたら外注になると言われ、確か6,000円〜10,000円ぐらいかかると言われたので出すのを辞めました笑
スタジャンはメルトンウールとレザーの2種類の素材を使っているのでクリーニングするにもネットで買った値段と同等かそれ以上になるのでお金のかかるアウターです、、、
これを何とか自分で汚れを落とし、メンテナンス出来ないかと今回の挑戦に至った次第です。
ネットで見てもレザー部分の汚れを落とすのにタオルで水拭きするか、ひどい場合はクリーニングに出す、としか殆ど書いてないので今回のメンテナンスについては参考にしてもらえればと思います。
※僕は専門的な知識がある訳ではないので今回の汚れ落としのやり方が間違っているかもなので自己責任でお願いします。
ジェイソンマークを使ってみた結果
まず結論ですが、何の問題もなくスタジャンの袖(スリーブ)レザーが綺麗になりました。
ジェイソンマークはスニーカー用の洗剤なので服に使うのは抵抗がありましたが、ダメ元で古着スタジャンのレザー部分に使ってみたら汚れが劇的に落ちたので高額なクリーニングに出さなくてもご自身で簡単に汚れ落としが出来ると思います。
ちなみにジェイソンマークは合皮にも使用可能との事です。
ジェイソンマーク
今回、スタジャンの袖レザー部分の汚れ落としに使ったジェイソンマークです。
下図は既に何回か使っている物ですが、少し振ってしまったので泡立ってしまいました笑
ジェイソンマークは東急ハンズ、ロフトなどで売っているようですが、僕は行くのが面倒なのでネットで即購入しました。
ジェイソンマークの使い方
使い方は簡単です。
お湯(40度程度)で濡らしたブラシにジェイソンマークの液体を付けて擦るだけです。
僕の場合ですが、過去の経験上、ブラシに水分が多すぎると汚れの落ち方が悪いので若干だけ濡らした状態でジェイソンマーク原液を多めにつけるやり方をしています。
ブラシについてですが、セットに付属されているブラシ(多分豚毛で硬い)で十分だと思います。
スタジャンのレザーによって色落ちや傷を入れてしまう心配がある方は柔らかめのブラシを使ってください。
僕のスタジャンの袖レザーは分厚くて硬いので付属のブラシを使いましたが色落ちや傷をつける事はありませんでした。
汚れを落とす
では、袖レザー部分の汚れ落としの手順になります。
まず洗面器にお湯(40度程度)を入れます。
洗面器でなくてもブラシが入る適当な大きさの容器であれば何でもOKです。
敢えて言うなら容器が無くても水道からお湯が出ればそこから直接ブラシを浸しても問題ないと思います。
僕は面倒くさくて容器を使用しないで水道のお湯から使用した事は過去に何回もありますが汚れ落としには何の問題はありませんでした。
ブラシをお湯に浸します。
ブラシにジェイソンマークをつけていきます。
つける量ですが、少なめにすると汚れの落ち方が悪いので僕の場合はいつも多めにします。
このままブラシで袖のレザー部分を擦っていきます。
力強く押し付けながら擦るというよりはブラシの毛先端でレザー表面を擦る感覚です。
歯磨きの時と同じ要領のような気がします。
擦っていると泡だらけになりますが、ガシガシ擦っていきます。
レザーの繋ぎ目部分ですが、繋ぎ目の方向に沿って擦るようにしてください。
さらに、シワがある部分にはシワ方向に沿ってブラシを擦ってください。
途中でタオルで拭き取りし、さらに原液を付け直して擦っていく工程を2〜3回繰り返します。
なるべくボディ部分のメルトンウールには付着しないようにした方がいいと思います。
もし泡が付着した場合でもタオルで拭き取れば僕のスタジャンは問題ありませんでした。
実際の比較
下図はジェイソンマークを使ってレザー部分をクリーニングしてみた実際の結果です。
お使いのデバイスによって画像の見え方が変わるのはご容赦願いますが、実際にかなりの汚れが落ちて元々の白色がかなりハッキリとしました。
洗面器には汚れが浮き出ているので実際にしっかりと汚れ落としが出来ているのだと思います。
袖口部分のレザーもやってみましたがいかがでしょうか。
ちなみにこの袖口部分はゴールデンベアーの特徴であるカフスプロテクターというディティールだそうです。
レザーのシワ部分で下地が出てしまってる所はどうする事も出来ないのと、どうしても落ちない汚れは多少ある感じですがジェイソンマークはかなり使えると思います。
擦り終わったらタオルで拭き取り約1〜2日乾かします。
こうして見ると袖のレザー部分がかなり白くなったと思います。
オイル入れ
最後のメンテナンスとしてオイル入れをしていきます。
今回はマスタングペーストを入れていきます。
マスタングペーストはレザーへの浸透が圧倒的に早く、栄養を与え、自然な仕上がりになるのが特徴です。
同じレザーメンテナンスオイルで有名なラナパーがありますが、マスタングペースト同様レザーに栄養を与える効果はありますが、どちらかと言うと普段メンテナンスされているレザーに使う物であり、光沢感、撥水性を期待したオイルだと僕は思います。
ラナパーレザートリートメント
オイルについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
今回は年代も古い物であり、ジェイソンマークでレザーをガシガシ洗ったのでレザーに栄養を早く与え、しなやかに仕上げたいのでマスタングペーストを使いました。
詳しい事はわかりませんが僕の場合、普段から使っているレザーにはラナパーを使い、古着で購入した最初のレザーメンテナンスにはマスタングペーストという使い分けを僕はしています。
では、マスタングペーストを指先に付けて塗っていきます。
豚毛ブラシなどでオイルを塗っても良いですが僕の場合、マスタングペーストは指で塗っていくのに拘っています。
理由はレザーが乾いてザラついた部分など、指先の感触が1番判りやすいからです。
場合によっては指先で揉みながらオイルを浸透させていく事もします。
ブラシで塗った方が楽で簡単ですが、レザーはこうして丁寧にメンテナンスしていく事で愛着が湧き、自分だけのモノとしての価値を感じる事が出来るのが喜びだからです。
話が逸れましたがメンテナンス作業を続けていきます。
袖の付け根付近にも塗っていきます。
この部分、渇きが結構ありましたので参考にしてみてください。
ポケットの入り口もレザーなのでここにも塗っていきます。
オイル後の比較
オイル前と塗った直後の比較です。
オイルを塗った直後は光沢感というよりオイルのテカリですね。
オイル入れが終わったらこのまま2〜3日放置します。
2〜3日放置のつもりが都合で1週間経ってしまいました。
下図がオイル前と仕上がり後の比較画像になります。
画像で見ると何が変わったのか違いはありません。
しかし、実際は、、、
と、言いたい所ですが、今回は特にレザーがしなやかになったとかの大きな変化は感じられませんでした、、、
でも、ジェイソンマークで洗って水分は多少吸い込んでいるだろうし、そのままよりはオイルを入れておいた方がひび割れなどのダメージに安心です。
追記:メンテナンスしてからそのまま3週間ぐらい経ってレザーを触って見ると購入時よりも若干ですが、しなやかになりました。やっぱりオイル入れをしておいて良かったです笑
これでメンテナンスは終了です。
最後に
いかがでしたでしょうか。
ジェイソンマークはスニーカーだけでなくスタジャンの袖レザー部分の汚れ落としに十分な効果が得られました。
オイル入れについては特に大きな変化はありませんでしたがレザー製品にとって大事な工程だと思います※追記で記述した通り、後日しなやかになりました。
ヤフオクやメルカリなどで古着のスタジャンを購入して袖レザー部分の汚れが気になる方はぜひジェイソンマークを試してみてください。
でも、スタジャン袖部分のレザーメンテナンスは自己責任でお願いします笑
それでは最後までありがとうございました。
コメント