僕、センスさんは現在44歳(記事執筆時)ですが、ちょうど高校生時代に欲しくても買えなかったファッションアイテムを最近では買うようにして、現在の流行りとは逆行した!?ファッションにハマっております。
その1つがリーバイスの501xx(当時はバツバツと言っていました)と呼ばれるデニムジーンズです。
これが久々に調べてみるとリーバイスから復刻版がでているのを知って早速購入しました。
復刻版のLVC(リーバイスビンテージクロージング)は1996年代?あたりから徐々に販売しているようでもっと早くに知っておけば良いと後悔した次第です。
当時物の501シリーズを買うとなると今では3万強ぐらいから200万以上もします。(ユーズドからデッドストック含めますが現存の金額がいくらまでになっているのかは調べていません)
昔より価格が上がっているのに当然ではありますが驚きました。
今回はリーバイスLVC(リーバイスビンテージクロージング)の1947年モデル 品番 475010200(カイハラ製※日本工場)のリジッド糊落としのやり方を解説したいと思います。
リジッドとは生デニムの1回も洗っていない糊が着いた状態(パリパリの硬い状態)の事です。
僕は今回、初めてジーンズの糊落としに挑戦してみました。
古着ブーム
リジッドの糊落としの前に僕の高校当時(1993年ごろ)の背景を語らせてください(ここは飛ばしてもらっても構いません。ただの思い出話です笑)
僕が高校生の時に古着ブーム(確か1991年〜1994年ぐらいだったような)があってスニーカーはナイキのエアージョーダンシリーズ(バルセロナオリンピックモデル7※背番号23ではなくドリームチーム背番号9の発売日に学校に来ない奴もいました)ワッフルトレーナー、コルテッツ、アディダスのスタンスミス、スーパースター、バンズのドクロや蜘蛛の巣ローカット、
スエットは長リブ、前v、両vで色はグレー(どちらかと言うとねずみ色と表現してました)が主で、
スカジャンはトラ、鷹、日本地図で色はブルーか緑色の1950年〜のサテン生地に色が付着してリブがボロボロ、
ジーンズはリーバイスの501xx、66※ロクロク、ビックEなどの古着系が流行っており、
みんな狂ったように同じファッションをしていて、これは大体何年代の物だとかを同級生と競い合っていました。
また、当時のファッションで思い出すのがチーマーです。
暴走族と対立しているとされている?チーマー(5人から10人ぐらいの集団で特に意図された活動は無いと思われます)の方はホンダのスティード400、ヤマハビラーゴ250か400(たまにレブル)に横浜ライニングのパーツでマフラー直菅でドラッグ、チョッパー仕様(クラシック系はあまりいませんでした)SR400で(たまにホンダクラブマン、強者になるとトライアンフなど)マフラーはトラップ若しくはキャブトン直管に乗っており、喧嘩チームやバイカーチームとも呼ばれていました。
チーマーファッションといえば渋カジが主で、長髪(木村拓哉さんや江口洋介さんがお手本)、ブーツカットデニム(リーバイス517など)、レッドウイングのナイフポケットの付いたエンジニアブーツ、バンソンのシングルやショットのダブル、シルバーアクセサリー(主にゴローズのインディアンジュエリー)バンダナをおでこに巻いてなどなど、こちらもみんな同じファッションでした。
チーマーファッションは直ぐにメキシコ系のギャングでチカーノ(当時はメキスタイル呼ばれていました)に移行していく背景でした。
あと、完全に暴走族ヤンキー系の人はロカビリー(1950年代ファッションでポマードリーゼント、クリームソーダやペパーミントのシャツ、ジャケット、スラックスやスカジャン、ウォレットチェーン、ダイスがトップのネックレスなどのアクセサリー、刺繍ボーリングシャツ、リーガルのサドルシューズ、学生ズボンのバックポケットからクリームソーダのドクロとベッコウのクシを覗かせるのがカッコ良かったです)が多かったように思えます。
余談ですが、チーマーの先輩(3歳から5歳年上)はロカビリーファッションが主でした。
当時の先輩を振り返ると普段は古着系アメカジや渋カジファッションでアメリカンバイクやヨーロピアン系を乗っているけど、実は裏で暴走族をやっていて、暴走する用の別の単車に乗ってバシッと特攻服を着てブーツ履いて、繁華街をブンブン走ってる感じでした。
主に暴走する用のバイク(単車)はCBX400、CB250T(通称バブ)、FX400、XJ400、GS400、ゼファー400(当時はダサい)大型免許無いのになぜかZ-Ⅱ(通称ゼッツー)で、ロケットカウル、2段ロケット、新幹線・リーゼント風防、海老反りテール、3段シート、ライトアップ、Z-Ⅱテール、ゴットファーザーラッパなどコール切って走っているのがカッコいい時代でした。
たまに何故か特攻服にブーツではなく、ジョーダン(6とか7)履いている人もいて『あいつわかってねーなぁー』と友達とディスっていた記憶が懐かしいです。
今でも国道や高速道路を旧車で乗っている集団はカッコよく、後を追ってバイクの車種を確認したり、バイクのイジり方を目視してしまいます笑
501xx 1947年 リジッド
思い出が長くなり申し訳ありませんでしたが、今回リーバイスストアで購入した現物をご覧ください。
LVC専用のバッグが付属しています。
裏面
平置き表面。いい色です。
腰の横のステッチが長いですね。
平置き裏面。アーキュエイトの色は黄色です。
それ以外のステッチの色はオレンジです。確か1947年オリジナルはオールイエローだったような気もしますが研究中であります。
その他、隠しリベットやウエスト部分のシングルステッチ、股のステッチカンヌキ留め無し等、ここでは細かいディティールについては割愛しますが、復刻版として満足できる造り仕様であります。
リジッド購入サイズ
今までリーバイスジーンズをリジッドで購入した事が無い場合、縮み率を鑑みてベストなサイズはどうなのかと悩まれる方も多いかと思います。
この点について今回、あくまでも僕の場合になりますが、参考にしてください。
僕の体型ですが、身長177cm 体重66kg ウエスト85〜87cmの若干お腹が出た体型です。
僕が今回購入した47モデルのサイズはW38 L34です。
そして現在47モデルはレングス(股下)がL34のみの取り扱いしかないようです。
リーバイスサイトによるサイズ表はこちらを参照してください。
リジッドでのサイズ選びについては公式では以下のように記載されております。
目安として、通常27-36インチを購入されている方は2サイズUPをめどに、通常38インチ以上を購入されている方は3サイズUPを目途にお選び頂くことをおすすめしております。
引用 リーバイス LEVI'S® VINTAGE CLOTHING - 1947モデル 501® JEANS RIGID
47モデルは縮み率10%です。
僕のファッションシルエットとしてボトムは大きめのシルエットでダボダボで履くのが好きなのでW38かW36で悩みましたが、W38にしました。
乾燥機(自宅にあるドラム式洗濯乾燥機※タンブラー乾燥)をかけると縮むのでこのウエストサイズが自分が求めるシルエットのベストだと判断した次第です。
実際はW42があれば良かったと思うぐらい個人的には良かったのですが、そのサイズは無かったので1番大きいW38にしました。
この辺りはご自身のシルエット好みの問題なのでカチッと決めたい方はW36でも良いかと思います(実際のウエストが86cm前後の場合)
リジッドと洗濯乾燥後比較
リジッドで履いた画像と洗濯乾燥後の違いを見てください。
リジッドで約15cmのロールアップをしています。
ウエストはかなり余裕があります。
洗濯乾燥後は7〜8cmのロールアップです。
ウエストにもまだまだ余裕がありますが、腰回りから太ももにかけて大分細くなりました。
色味もリジッドではインディゴブルーに白っぽさがありますが、洗濯乾燥後にはかなり濃いインディゴブルーになりました。
次は後ろからの違いです。
リジッドではお尻周りから太ももにかけてワイドなシルエットで高校生時代に流行った1950年代ファッション若しくは販売したばかりのエビスジーンズを思い出させる見た目です。
本当は縮んだ後もリジッドのシルエットが僕にはちょうど良いのですが、洗濯乾燥後は501xxの1955年代の少しゆとりのあるストレートなシルエットになった感想です。
ダボダボ好きの僕的にはまぁまぁ納得のシルエットです。
横から見た状態ですが、明らかにお尻から太ももにかけてのシルエットが細くなっているのがわかると思います。
リジッドではバックポケット下位の位置がお尻より下に位置しているのに対して洗濯乾燥後はバックポケットの位置が上がりました。
洗濯乾燥後の実寸
リジッドから洗濯乾燥後の平置き測定した実寸です。
・ウエスト 48cm※96cm→46cm※92cm(-4cm)
・レングス 股下85cm→78cm(-7cm)
僕のリジッドの状態だとウエスト、レングス(個体差により若干短いかもですが)共に公式サイズと同等サイズです。
洗濯(手洗い)後に乾燥機をかけた後の縮みもリーバイス公式通り(縮み率10%とありますが今回は9%ぐらい)に近いかなと思います。
10%と9%の誤差については僕は自宅にある乾燥機を使ったのでコインランドリーの乾燥機(家庭用乾燥機よりも乾燥熱が強い)との違いかもしれません。
レングスについてリーバイスストアの店員さんに聞いたのですが、今後も洗って乾燥機をかけていくとミリ単で縮んでいき、最終的に1cmぐらいは短くなるそうです(店員さんも同じモデルを持っていて1回の洗濯乾燥で1〜2mmぐらいずつ縮んでいったそうです)
後日、別の記事(糊落とし後に再度糊付け)で紹介しますが、僕は今回の洗濯乾燥後にレングスをカットし、今後も1cmぐらい縮むのを考慮して股下76cmにしました。
購入したリーバイスストアで無料で元の47モデルと同じアウトシームからのチェーンステッチで仕上げてくれますが、元のステッチよりも若干見た目がしっかりした印象になりますので見る人が見たら裾上げしたのはわかると思います。
僕の場合、裾上げしても4cmぐらいロールアップしないと裾が地面についてしまう状態ですが、後にロールアップしなくてもベストな長さになりそうです。
ロールアップで履きたい方は裾上げする必要はないと思います。
勿論、これも個人の好みの問題ではあります。
糊を落とす理由
リジットジーンズの糊を落とす理由は完全に糊を落とさないと乾燥機をかけた後の縮みが最大にならないからです。
最大に縮んでいない状態でヒゲやハチノスを作っても洗う度に縮んでしまい、アタリの位置が変わってしまうのを避ける為です。
アタリとはシワ部分などジーンズが擦れてインディゴの色が落ちて白っぽく擦れてる箇所のことを言います。
このアタリが洗う度に縮んでシワの位置がズレると綺麗な鬼ヒゲやハチノスが現れないのです。
今回、僕は糊を完全に落として乾燥機で最大限に縮ませてから再度糊付けをし、鬼ヒゲやハチノス、スソのパッカリング(例えばスソ縮みによる縫い目に発生する凸凹の擦れ)をユーズドのヴィンテージデニムのように育て、自分だけの特別なジーンズにしていきたい目的があります。
勿論、今後も洗う度に縮んでいくのですがリーバイスの店員さん曰く、ミリ単位での縮みだと推測しているのでアタリに大きく影響しないと見ています。
また、今回はヴィンテージ界隈ではナンセンスなスソ上げもするので最大限に縮ませてからでないと、レングスに影響するからです。
僕はスソが地面に擦れてボロボロになったり、ロールアップして折り目が痛むのが嫌なのであえてスソ上げをして自分と一生付き合っていくジーンズにしたいので判断しました。
よって数十年経っても売るつもりがありません。
今後、素晴らしいタテ落ちや鬼ヒゲ、ハチノス、パッカリングが出来て売却を考えている方はスソ上げすると売却価格が下がるので切らない方が良いと思われます(LVC※復刻版が今後高値で売れるかどうかはわかりませんが)
糊落としに必要なモノ
今回、リジッドの糊落としに使ったのは3点です。
・固形石鹸(無添加がおすすめ)
・ジーンズを洗う為の桶
・40度のお湯
糊には天然のりと化学のりの2種類に分類されるのですが、主にでんぷんの成分でできています。
でんぷんは常温では溶けにくいので40度のお湯が適正とされています。
温度が高い方が良いのではなく、50度では逆に溶けにくいようです。
そして固形石鹸は弱アルカリ性なので、でんぷんによる糊化が起こりにくいので有効だとされています。
無添加の固形石鹸をおすすめするのはインディゴの色を落としてしまう余計な成分が含まれていない為であります。
実際はインディゴの色は多少落ちてしまいますが、化学物質が入った物よりはマシです。
今回僕が使った無添加の固形石鹸はこちら
糊を落とすやり方
まずは簡単な全体概要で解説します。
・風呂場で浴槽に40〜45度のお湯を溜める
・バケツ等にお湯を入れて石鹸水を作る
・ジーンズを表にして石鹸水の入ったバケツの中に入れて手洗いした後、溜めたお湯ですすぎます
・再度バケツに石鹸水を作りジーンズを裏返しにして手洗いし、お湯ですすぐ
・もう一回バケツに石鹸水を作り、ジーンズを表にして手洗いし、お湯ですすぐ
・ジーンズを裏返しにして洗濯機で脱水を30分かける
・赤耳やシワを手で広げて30分吊るして乾燥させる
・若干湿った状態のまま洗濯機で乾燥を30分かけて一気に縮ませる
大まかには以上になります。
ただし、このやり方が絶対ではないです。
別の方法としてリジッド状態から裏返しにし、洗濯機で水洗い(洗剤無し)→脱水→乾燥までを一気にする方もいますし、
裏返した状態でお湯に1時間つけ置き→すすぎ→脱水→乾燥機や、お湯手洗いした後に洗濯機ですすぎ→陰干しなど、様々なやり方がありますが、恐らく正解はないと思われます。
リジットのジーンズを最大に縮ませるポイントは2点
・ジーンズを浸すお湯の温度が40度である事(糊を溶かす)
・乾燥機で一気に乾かす事
だと思います。
注意する事といえば乾燥機をかける時に赤耳がねじれない様に綺麗に広げる事ぐらいです。
では、今回僕が実践した糊落としについて工程を解説していきます。
ジーンズの糊落としに最適な場所はインディゴで周辺が汚れない風呂場が良いです。
そして40度のお湯を用意するのに浴槽に普段からお風呂で湯船に浸かるぐらいの量を溜め、冷める事を鑑みて43度ぐらいにしました。
使う桶はジーンズを折り畳んで丸々収まる大きなものが良いです。
この桶が小さいと洗いにくいので僕はニトリで売っている収納などに使うボックスを使いました。
1回目手洗い
浴槽のお湯をボックスに入れて固形石鹸を手でゴシゴシしながら濃いめの石鹸水を作ります。
石鹸水にジーンズを表のまま沈めます。
空気を抜きながらジーンズが完全にお湯に浸るまで手で押し込んでいきます。
下図の様にジーンズが完全に浸り、お湯が青くなります。
完全に空気が抜けてお湯がジーンズに浸ったら折り畳んだ状態をゆっくり崩しながら手でギュッギュッと押し込んでいきます。
お湯がどんどん青くなり、インディゴの色が落ちてしまうと不安になるかもしれませんが、糊を完全に落とすのに必要な作業だと思っています。
糊を完全に落とさないと最後に乾燥機をかけても最大に縮まないのでここでは一切、気を使いません。
今後、運良く自分が欲しいデッドストックのヴィンテージデニムを買う事があっても僕は同じ事をします。
それぐらい糊を完全に落として乾燥機にかけて縮ませるのが大事なのです。
1回目すすぎ
次にボックスに青く溜まったお湯を完全に捨ててボックスに浴槽のお湯を足します。
ジーンズをボックスの中に入れてすすぎます。
下図はジーンズを折り畳んでお湯につけた状態ですが折り畳んだ状態から丁寧に崩していきながらすすぎをします。
軽くすすぐのではなく、石鹸水が完全に落ちるまですすぎます。
2回目手洗い
1回目と同じようにボックスに石鹸水を作ります。
2回目はジーンズを裏返しにして折り畳んでボックスの中に入れます。
1回目と同じようにゆっくりと崩しながら手でギュッギュッと押し込んで洗っていきます。
この時に重要なのが赤耳(デニム生地の端のほつれ止め)を上から下まで広げておくのが良いです。
赤耳部分を広げずに無視しても構いませんが一応、癖づけの意味で広げておきます。
赤耳を広げる必要がある理由は後述しますが、僕にとってはエイジングした赤耳のアタリにデニムジーンズの美学があるのです。
この後は1回目と同じように洗ったお湯は全部捨て、綺麗なお湯ですすぎをして完全に石鹸水を落としまう。
3回目手洗い
再度、ボックスに石鹸水を作ります。
3回目はジーンズを表側にし、折り畳んで1回目2回目と同じくゆっくり崩しながら手で押し込んで洗っていきます。
ここまでやると革パッチが若干縮んでいるのがわかると思います。
そして、最後も綺麗なお湯ですすぎ、石鹸水を完全に落とします。
この後も僕はシャワー温度を41度に設定してジーンズをすすぎました。
下図はすすいだ後の47年501xxです。
リジッドの時とは別物になり、シワが結構できました。
これが本来のジーンズの姿であります。
脱水機にかける
糊を完全に落とした次は、自宅にある洗濯機に47年501xxを裏返しにして脱水をかけます。
脱水時間は30分に設定します。
この時すでに手の爪は青くなっていました。
下図は脱水が終わった状態です。
せっかく綺麗に折り畳んでもグチャグチャになっていますが、これも本来のジーンズの姿なので気にしません。
脱水をかけた後の平置き状態です。
下図は一応、リジッドと手洗い脱水後の比較ですが、何となくすぐ股下の太ももあたりが若干細くなっているのがわかると思います。
同じ位置で撮影していなかったので比較しづらい画像ですいません笑
吊るして乾燥
若干、湿った状態ではありますがジーンズを筒状に吊るして大体30分から40分乾燥させます。
全体的に筒状にして吊るすのがコツです。
ここでも重要なのが赤耳を上から下まで手で引っ張って完全に開いて干します。
脱水をかけた後で赤耳がねじれていたりしているので気にしてみてください。
ジーンズを筒状にしながら赤耳を広げていったら手が青くなりました笑
赤耳にアイロンをする
吊るした状態で30分〜40分経ったら今度はアイロンで赤耳を完全に開いた状態にする為、アイロンで癖づけていきます。
アイロンがない場合は作業しなくても構わないと思いますが、この後の作業で乾燥機で一気に乾かすのにも赤耳の広がり方は気にした方が良いと思います。
ちなみに乾燥機をかけた後に自ら再度糊付けをする場合はアイロンを当てる必要はないと思います。
別記事で洗濯後の糊付けについて解説しますが、糊付けをしない場合は赤耳の広がりに拘った方がいいです。
理由は赤耳が折れていたり、ねじれていたりするとそのままの状態でジーンズ側面にアタリがついてしまうからです。
ビンテージデニムのユーズド(古着)ではジーンズ側面のアタリが綺麗になっている、つまり赤耳が綺麗に開いた状態でアタリがついているのがジーンズ好きの評価基準でもあり、鬼ヒゲやハチノス、パッカリングについても同様です。
僕は単に高校生時代に高額で買えなかったユーズドの501xxと同じ様にしたいだけなので、この点に関してはご自身のジーンズの好みの問題だと思います。
そもそも、鬼ヒゲやハチノス、赤耳等のアタリを作らなくても良い方はこの記事をご覧になっていないはずです。
アイロンで赤耳を完全に広げました。
乾燥機にかける
ジーンズを裏返したまま洗濯機に入れて乾燥をかけます。
本来はコインランドリーで乾燥をする方が家庭用洗濯機よりも高温なので良いとされています。
時間をかけて乾燥するよりも高熱で一気に30分ぐらいで乾燥させるのが最大に縮むそうです。
我が家の洗濯乾燥機は30分の次は60分の設定しかないので60分で設定しました。
下図は記事の冒頭にもあった47のリジッド、乾燥後の画像です。
腰から太ももにかけてのラインやレングスの長さ、デニムの色の違いをご確認ください。
(お使いのデバイスや設定によって実際の色味が異なるのをご了承ください)
ちなみに乾燥後のレザーパッチです。
片面タブは丸まっています。
まとめ
今回、リーバイス LVC 501xx 1947年モデル リジッドの糊落としを初めて行いました。
素人ながら上手くいった結果だったと満足しております。
ぜひ、参考にしてもらえればと思います。
僕自身、あえて今回の47年501xxリジッドを購入したのは新たな人生をスタートさせたいと思ったのがきっかけで購入しました。
ユーズド加工のジーンズも良いとは思いますが、ご自身の何かの記念やスタートアップにもリジッドデニムを購入し、共に自ら歴史を刻んでいく楽しみがあると思います。
リジッドデニムはそんな男の美学に適した逸品ではないでしょうか。
別記事にて見事な鬼ヒゲ、ハチノス、パッカリングを作っていく上で必要な糊付けについても解説していきたいと思います。
最後までありがとうございました。
その後の糊付けの記事はこちら
2回目の洗濯と糊付けはこちら
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