会社のやり方に納得できない!出世と自分がやりたい事の葛藤について

会社を良くする為に、これはやるべきだと思っても、上司からは違うと否定される時があります。

また、仕事で努力しても、出世(権限や報酬)に結びつかない時もあります。

今回、大変勉強になった書籍『元・外資系人事部長が見た 要領よく出世する人(出版:東洋経済新報社 2015/2/27 著者:村上 賀厚)』の引用をしながら僕なりの考えを書いていこうと思います。

本を読んだ感想

まず、本を読んでの感想ですが、会社(経営者)の求める行動と結果を出すことが1番であり、自分の言動は会社(経営者)の考えと合致していないといけないと思いました。

たとえ、自分は違うと思っても会社の考えに合致していなければ弾かれると言う事です。

非常に当たり前の感想で申し訳ありませんが、僕からするとやっぱりそうだよね、と冷めた感覚にもなりました。

この本に書いてある事が全ての決断判断には勿論なりませんが、結局は会社(経営者)と自分の考えが合わなければその会社で努力しても報われない(任される事は無い、評価されない、報酬も上がらない)のだと感じました。

どう考えてもこうやった方が良いんじゃないか、その判断は競合と比較してもズレてる、と思っていても会社は僕の考えとは逆を決断する時はよくあります。

少し拗ねた考えなのかもしれませんが、それを否定すれば”言う事を聞かない奴””わかってない奴”になり、会社の意向と別の考えを持った邪魔な存在だと判断されてしまうと僕は考えてしまいます。

こうなれば我慢して働くよりも転職するか起業するかになってしまいますが、僕はこの記事を書いている時点ではまだ会社を辞めていません。

理由は自分はもっと会社が良くなるように変える事ができるんじゃないかと勝手に希望を持っているからです。

僕は過去、会社が求める仕事や結果に合致していたと思っていますし、評価も納得のいく内容でした。

しかし、時間と共に会社は経営者が代わり、上司も変わり、そのあたりから考え方が合わなくなっていきましたが、僕と同じ様な考えで、こうした方が良いんじゃないか、その判断は間違っている、と唱える人材がまだまだ多く会社に存在しています。

この人たちは社内でそれなりに結果を出している人達なので一緒にやっていけば良くする事ができるんじゃないかと考えているからまだ退職しようとは決めていません。

働く従業員が納得できる会社(経営者・上司)が全てだと僕は思います。

企業とは顧客を創造していく事であり、利益を増やしていく事ですが、今よりも従業員が結果を出す環境(仕組み、評価制度)にするのが大事な事ではないかと考えます。

僕の近況報告のような形になってしまいましたが、本の内容で参考になったり、勉強になった点について触れてみたいと思います。

上司との相性

某大手IT企業のOBが、次のようなことを言っていました。「出世の3カ条は、 ① 引き、 ② 運、 ③ 力だ」 と。③ の「力」は実力で、これなくして間違って出世してもすぐに化けの皮が剝がれてしまいますが、あくまで3番目だそうです。 ② の「運」は前述したような会社の都合により、チャンスが左右されるのでより重要。そして ① の「引き(上司との相性)」が、いちばんものを言うということです。高いポジションほど、実力面ではほとんど差がつかいないため、相性が重要になってくるわけです。

元・外資系人事部長が見た 要領よく出世する人(出版:東洋経済新報社 2015/2/27 著者:村上 賀厚)

ここでは実力よりも上司との相性が1番と言っています。

僕はこの本でこれが最も重要なフレーズだと思っています。

どこの会社で勤務していても、これが現実的な1番の本質なんじゃないかと納得してしまいます。

若い頃の僕は一生懸命努力して結果を出せば必ず仕事も収入も上手くいくと思い込んでいましたが、歳をとった今の僕は、何年も真面目に努力して、勉強してやってきても相性の問題で本当に仕事がうまくいかず、収入=生活=人生に影響する事は必ずあると思いました。

これは男女の関係にも同じ事が言えるのではないでしょうか。

相性が悪い相手とは努力しても上手くいかない事が多く、相性が良い相手とは何故か殆どが上手くいってしまう経験をした事があります。

最初から上手く相手とは運命さえ感じました。

過去の僕は上司との相性が良かった時には(無意識ですが)仕事の結果が上手くいっていたと思います。

これはその時の上司に信頼されていた(と思います)ので非常に仕事を進めやすかったので業績も一気にあげる事ができたし、出世して給与も増えていったのを覚えています。

人間には仕事や友達関係、恋愛でも相性によって自分がやってきた事の結果が変わるのは現実的にあるのだと思います。

評価

皆さんの会社には、人事制度があると思います。その中でも評価・処遇制度は重要です。「どんな人が高い評価を受け、よい処遇を得るのか?」 という指標ですから。この指標に合う人が会社の中で出世し、将来の幹部になっていきます。  ところが、こういった 人事制度をしっかりと理解しないで仕事をしている人が非常に多い のです。これでは会社が求めていることに応えられず、努力も空回りになってしまいます。一方で、 要領よく出世する人は人事制度をしっかりと読み込み、理解し、会社の中でどう動けばいいのかを熟知しています。

元・外資系人事部長が見た 要領よく出世する人(出版:東洋経済新報社 2015/2/27 著者:村上 賀厚)

ここでも相性と同じ事を言っていると僕は思います。

会社の評価とはつまり、会社が求める事=経営者、上司が求める事を理解していないと評価されません。

相手(会社)が求める事と自分は違う価値観を持つ事=相性が悪いと僕は解釈しますので、評価が下がります。

あえて言いますが、上司の言葉足らずや、説明下手で意味を履き違えてしまい、相互理解出来ずに評価が下がってしまう事もあります。

後になって『なんだ、そういう意味だったのか』と後悔してしまう事なんて僕はよくありました。

上司からするとあいつはなんで言っている意味がわからないんだ!言った事をなんでやらないんだ!となりますが、上司の説明スキル不足で評価が悪くなるなんて本当にくだらない事だと思います。

何かの研修で学びましたがこれは、昭和世代に多い上司の特徴だそうです。

自分の解釈と上司の求める事は合致しているか、相互理解できるまでこちら側から確認する必要があるので受け身になっていたらダメです。

また、上司の場合は部下と相互理解できているか細かく説明しないとダメです。

ちなみに僕は昭和世代なので全く同じ経験をした事があるので反省します。

”スネ”ない

会社には組織の都合があるし、社員は希望することばかり都合よくできるはずもない。場合によっては上司との関係で不本意な部門に配属されることもある。しかし、そこで 充電し、さらに学ぶ努力を続け、改善を求めた動きをすれば、評価を高めるチャンス なのです。

元・外資系人事部長が見た 要領よく出世する人(出版:東洋経済新報社 2015/2/27 著者:村上 賀厚)

これはかなり大事な事であり自身にとって良い事だと思います。

自分の望む通りにならなかったとしても"スネ"てはいけません。

なぜなら”スネ”た場合もっと評価が下がるからです。

上司の心理はこうです。

あいつの成長の為を思ってあえて鍛えられる環境下にしたのに拗ねるなんてまるで理解していないダメな奴だな。俺なんかそこで努力したから今があるというのに... です。

実際に自分の意図しない仕事を任されたり、部署異動、さらに降格なんていう時もあります。

これも昭和的な考えかもしれませんが、組織で働いている以上、ここで結果を出せると評価が大きく前進すると僕は思います。

何故かというとこのタイミングで退職する人は多いと上司は知っています。

だから存続し続け、結果を出すと『お、こいつはやるな』という次第です。

但し、これも僕の経験上ですが、ちょっとやそこいらの事では辞めない奴になり、都合のいいように使われるようになる可能性もあるので気をつけてください。

都合のいいように使われない為にも自分の考えや意見が言いやすいタイミングでもあるので充電期間にたくさん勉強をして実力を身に付けておく必要があると思います。

相対評価

会社では、期初に今期の目標を設定し、期末にはその目標に照らして最終評価を行います。 絶対評価では、目標を設定し、その目標を達成すれば高評価になります。全員が各自の目標を達成することもあります。  一方、 相対評価では、目標を達成しても(仮に120% 達成でも)、他の人がより高い達成率だと低い評価しかもらえません。逆に目標の達成率が低くとも、周りよりマシであればよい評価になります。

元・外資系人事部長が見た 要領よく出世する人(出版:東洋経済新報社 2015/2/27 著者:村上 賀厚)

要領よく出世する人は、人事評価制度に絶対評価が組み込まれていても、相対評価は避けて通れないものであることをしっかりと認識して、同僚に勝つことを意識して仕事をしている のです。

元・外資系人事部長が見た 要領よく出世する人(出版:東洋経済新報社 2015/2/27 著者:村上 賀厚)

基本的に社内では相対評価(誰が社内で1番マシな奴か)をされる事が多いと思います。

誰かよりも結果を出せと言うのは当たり前の事で、この書籍を読んで今更恥ずかしいですが再認識させられました。

しかし、それと同時に思った事ですが、社内で見るよりも同業市場の中で、できる奴かそうでないかで評価する事は重要な気もします。

理由は、上位役職や勤続年数が長くなると求めれれる結果(というか要求)がどんどん高くなる傾向があるようにも思えるからです。

上の立場なんだから、長年やってるんだから出来て当たり前で評価されないケースです。

市場で見るとかなりできる人材でもこのような考えで評価が下がる事によって退職意思にも繋がる場合があると僕は考えます。

余談

ここで余談ですが、社内売上ランキングというやつが厄介な時もあります。

この売上設定が地域性や時代の流れ、その他の特性などを一切無視して一律に設定され、その中でランキング争いをする事があります。

例えば、コロナの影響がある地域と影響していない地域で営業した場合、どちらが優位かは誰にでも理解できるのですが、これを無視してランキングされるとコロナの影響がある担当は大変です。

飲食店であればリモートワークが多くなっている企業が密集している地域でお昼時や退勤後の夕方の売上が下がるのは当然です。

あとは立地条件が良い所とそうでない所とでは集客が変わるのも当然であると考えます。

これを理解せず、一律で競争して社内ランキングされたら担当はやる気が無くなるのは当たり前であり、当然のように競争させる事があればもはやブラックと同じ感覚になります。

これが会社(経営者、上司)が求める考えや結果と合致しないとういうのは、ただの理不尽ではないでしょうか。

私心と仕事上での決断

次に印象になったフレーズがこちら。

経団連の元会長を務められた御手洗冨士夫氏がキヤノンの社長時代に受けたインタビューでの逸話があります。「役員を登用する基準は何ですか?」と問われ、御手洗氏は「私心なく意思決定できる人だ」とおっしゃっていました。「役員候補にまでなると、仕事能力の甲乙はつけがたい。最後は自分のためだけではなく、会社全体の利益を考えて判断できるかどうかということに尽きる」ということです。  私心が強すぎると、一時的にある程度の成功は収められても、そこから先はありません。 私心は頑張る原動力にはなりますが、それを適切にコントロールしてこそ、上層部まで上がっていける のです。

元・外資系人事部長が見た 要領よく出世する人(出版:東洋経済新報社 2015/2/27 著者:村上 賀厚)

僕はこのフレーズを読んで少し心が落ち着きました。

理由は仕事で決断判断する時に私心で決めなければ良いと思ったからです。

僕は経営者や経営幹部である以上、日頃から全ての私心を捨て、家族や自分をも犠牲にし、1日24時間、会社の求める仕事や行動をしないと経営幹部や経営者にはなれない、それができないなら幹部や経営者にはなってはならないと考えていました。

普通に考えて、自分の事や家族の事を無視して仕事に打ち込むのは自分も家族も不幸になるのは当たり前の結果なので、真面目に考え過ぎていたのかもしれません。

私心で仕事の決断をしない為にも日頃からの意識と行動はトレーニングしていくのは当たり前の行動なのでこのバランスはとても重要な価値観だと勉強になりました。

最後に

会社勤務の経験があって、自分で起業した知り合いに『会社組織で従業員として仕事するのと、自分で起業して仕事する上で決定的な違いは何か』と、聞いてみました。

知り合いは『自分はこうやりたい、こうするべきだと思った時に会社組織ではそれができない時が多い。自分の会社だとそれができる』

当たり前の事かもしれませんが、僕はその言葉に凄く納得してしまい、起業してみたいとも思いました。

経営者はやりたい事があって、それに”賛同してもらえる人、協力してもらえる人が従業員”というのが本質であり、権力で言う事を効かしたり、相性で判断するのは単なる傲慢なのではないかと僕は思います。

ある1人がこれをやりたい、こうしていきたいと掲げて、それは面白そうじゃないか、やってみたい、共感できる、と思ってもらえる人達が集まってくるのが本来の姿ではないでしょうか。

また、無理矢理やりたくもない、共感もできない人の所に居続けるのは我慢でしかないです。

どうしても会社の考えに合致できない場合は別の会社に転職するか自分で起業するしかないです。

ただし、納得できない、理解できない、理解したいとも思わないなど、思うがままに表現するのは簡単です。

自身が会社の考えを理解する努力(人間力を高める、器を広げるなど)は必要であり、経営者の視点で物事を見て、考える事ができなければ転職しても、起業しても結果は変わらないんじゃないかと思います。

単に愚痴や不満を並べるのは誰にでもできる事ですから。

また、仕事をしていると、理不尽なことや社会的に許されない事態に直面する可能性もあります。どんな事態でも、つねに正しい判断を下し、正しくことをやり遂げたいものです。清濁併せ吞むというと、「濁」を呑む言い訳のように思われがちですが、私心を小さく、「清濁併せ呑みつつ清を呑む」姿勢が重要です。これを綺麗ごととしてすまさないための準備として、私は流動化資産を1年分はもっておくことをお勧めします。 要領よく出世し、いきいきと仕事をされている人は、短期的な保険として、流動資産の蓄えをもっています。

元・外資系人事部長が見た 要領よく出世する人(出版:東洋経済新報社 2015/2/27 著者:村上 賀厚)

職探しや起業準備中で収入が無くても生活できるだけの貯蓄を蓄えておく事で心に余裕が持てるのは間違いないと感じました。

最後までありがとうございました。

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