僕は夜勤なので朝方から夕方にかけて寝ます。
賃貸の一戸建てに住んでいるのですが、子供が2人いて(2歳と1歳)昼間は妻が1階のリビングで面倒見てくれています。
その昼間の間に僕は2階の寝室で寝ているのですが、子供の鳴き声や騒ぎ声の度に目を覚ましてしまい、熟睡できるタイミングがない日々を送っていました。
子供が昼寝している時には家の中は静かですが、たまに近くで工事をしていたり、近隣の一戸建ての増改築やその他の騒音が昼間には多くあり、夜勤の僕にとっては静かな夜に眠れる環境とは大きく違うのもあります。
仕事の疲れも取れなく、体が重い日々をなんとか改善したいと思い、耳栓をして寝れば熟睡できる時間が少しでも多く取れるのではないかと考えたのがきっかけでありました。
ネットで調べて何種類かの耳栓を購入して使ってみた結果、熟睡できる時間が多くなり、体も楽になったので、僕と同じ様な環境の方におすすめの耳栓を紹介したいと思います。
NRR値(ノイズ・リダクション・レイティング)
耳栓を購入するのに大事なのがNRR値(ノイズ・リダクション・レイティング※騒音減衰指数)です。
NRRとは、防音保護具の性能を理解するうえで必ず押さえておくべき概念です。NRR(ノイズ・リダクション・レイティング)とは、騒音減衰指数ともいい、アメリカ合衆国環境保護庁が定める防音保護具などの遮音性能を示す数値(単位:dB、デシベル)になります。この数値が大きいほど遮音性能が高いです。
引用 モノタロウ 防音保護具の選び方
簡単に言うと今の騒音(dB※デシベル)からどれぐらい音を遮音できる物なのかの指数だと思ってください。
例えば
ファミレス内の騒音が60dBだとして
耳栓のNRR値が30dBだと
60dB-30dB=30dB
つまり、60dBの騒音から30dBに低くなって(減衰※げんすい)耳に聞こえるという事です。
環境における騒音のdB(デシベル)比較についてこちらの表を参照してください。
また、騒音のdB(デシベル)については下記のリンクも参照ください。
別の表記としてSNR(シングル・ナンバー・レイティング)というものもありますが、日本国内ではNRRが採用されている物が多い様ですので気にしなくても良いかと思います。
また、SNR(シングル・ナンバー・レイティング)というEUで採用されている別の指標も存在します。数値の算出方法が微妙に異なりますが、NRR、SNR共に数値が大きいほど遮音性能が高いことは同じです。また、日本ではNRRが使われることが一般的になっています。
引用 モノタロウ 防音保護具の選び方
詳しく知りたい方はantinoise.netさんのSNRとNRRとの違いをご覧ください。
NRR値33dBの耳栓
いろいろなサイトを見ているとNRR最高値の耳栓は33dBが多いです。
まず初めに、実際に購入したNRR値33dBの耳栓3つの商品について解説していきます。
2021年10月更新
38dBの耳栓があったのでレビューしました。
MOLDEX メテオ (モルデックス メテオ)
NRR値33dBの耳栓を購入しようと都内のドラッグストアやその他の店舗を回ってみた所、実際にNRR値が記載された商品が中々無く、某ドラッグストアでやっと見つけたのがMOLDEX メテオ (モルデックス メテオ)でした。
裏面を見ると、最高の遮音性。NRR値33dBと記載があります。
その他の商品はNRR値の記載が無いか、若くは30dB〜32dBというのもありました。
MOLDEX メテオ (モルデックス メテオ)を後日、Amazonで見てみたら僕が今回某ドラッグストアで購入した商品(2ペアで4つ入り)とほぼ同等金額で10ペア(左右合わせて20個)があったので少し損した気分になりました笑
Amazonで商品選択する際、サイズ8ペアとか10ペアとありますがこれはサイズの事では無く、耳栓の組数の事らしいです。
つまり8ペアというのは左右合わせて16個で、
10ペアだと左右合わせて20個入っているという事です。
サイズ選択と思いましたが、少しややこしいですね笑
ちなみに某ドラッグストアで購入した商品(2ペアの4つ入り)には専用ケースが付属していましたが、Amazon購入(8ペアや10ペアなど)だとケースは付属していない様です。
そしてAmazon内を探していらたなんと!ケース付きで50ペアが破格の値段でありましたので貼っておきます。
MOLDEX メテオ (モルデックス メテオ)の感想
実際に計測機などで測っていないので表現が難しいのですが、例えば騒音レベルが10だとすると3〜4になった様な気がします。
外などで使ってはいませんが、家の2階で寝ている時に1階にいる子供の声はうっすらと遠くに聞こえる程度で、今までの様に泣き声や騒いでいる声で目を覚ますことは無くなりました。
その他の感想としては、耳栓を付けている時にはまるで水中にいる様な感覚で、耳が詰まった状態になります。
自分の心臓の音が聞こえたり、耳鳴りがする時もありましたが、これは個人差なのかと思います。
今まで耳栓を使って就寝したことが無かったので最初は慣れない感じではありましたが、数分後には寝ていました。
そして大事なサイズ感ですが、僕は寝ている時に耳栓がきつい、痛いなどの違和感で起きる様なこともありませんでした。
これら、もちろん耳穴によっての個人差があると思うのでその点はご了承ください。
3M E-A-Rsoft Super Fit (3M スーパーフィット 5ペア 北米版)
次に3M E-A-Rsoft Super Fit (3M スーパーフィット)です。
NRR値33dBとネットの商品説明欄に記載ありました。
届いた商品がこちら。ケース付きです。
5ペア(10個)も入っていてお値段500円ちょっとでした。
耳栓はドラッグストアやその他店舗で購入するよりもなぜか通販の方が安いです。
3M E-A-Rsoft Super Fit (3M スーパーフィット)の感想
こちらも騒音レベルを10だとすると3〜4のレベルで、MOLDEX メテオ (モルデックス メテオ)と同等だと思います。
装着感について上記のMOLDEX メテオ (モルデックス メテオ)と比較すると、こちらの方の素材がやや柔らかく感じ、より耳への負担が無く感じました。
もちろん騒音で起きることもなく、完全に熟睡できました。
これは耳への負担感を含めてかなり良かったです。
HOWARD LEIGHT MAX(ハワードレイト マックス)
そして次はHOWARD LEIGHT MAX(ハワードレイト マックス)です。
こちらもネットで購入。
5ペア(10個)入りで600円ちょいです。
商品説明欄にNRR値33dBの記載ありました。
HOWARD LEIGHT MAX(ハワードレイト マックス)の感想
騒音レベル10に対して遮音性は4に感じましたが、装着して数分で耳が痛くなったのですぐに外してしまい、上記2つよりも長い時間装着していないので遮音性については数分間での感想とさせていただきます。
僕の耳には合わないサイズ感との結果になりました。
以上、3つのNRR値33dBの耳栓を実際に試してみましたが、僕の1番のおすすめは3M E-A-Rsoft Super Fit (3M スーパーフィット)です。
遮音性はモルデックス メテオと同感覚で変わらなかったのですが、素材がやや柔らかく感じ、モルデックス メテオよりも耳への負担が軽減されたという点でこちらをおすすめとさせていただきます。
その他試してみた耳栓
その他のNRR値33dB以下の耳栓も購入して試してみましたのでついでにご覧ください。
サイレンシア Sサイズ
その他の耳栓としてまずはサイレンシア Sサイズです。
Sサイズなので耳への負担が全く無くなると思い購入してみました。
パッケージ裏面
裏面にはNRR値の記載は無いのですが、サイレンシアの公式サイトを見ると30dBと記載ありました。
レギュラーと比較するとNRR値は違う様です(レギュラーは32dB)
サイレンシア Sサイズの感想
上記のNRR値33dBの3つの商品と比較すると、騒音レベル10は4〜5に感じました。
たった3dBの違いでも遮音性は大きく違うのだと感じます。
装着感は僕にはやや硬く感じましたのでサイズが小さくなっても素材で変わるのかなと思います。
※個人差があるのは了承ください。
某100円均一の耳栓
3ペア入りで6個入っています。
店内を見ると何種類かあったのですが、見た目のサイズで下図の物を購入しました。
裏面にはNRR値の記載が無かったので画像撮っていません。
某100円均一の耳栓の感想
遮音性とサイズ感はサイレンシア Sサイズと同じ感覚で騒音レベル4〜5でした。
こちらの方がサイズは大きいはずなのに装着感の硬さは変わらないというのが正直な感想です。
サイズに問題なければこちらでも十分良いのではないでしょうか。
耳栓を始めて使うにあたって価格からしても試してみる価値はあると思います。
桜木YIMU 騒音低減専用耳栓 35dB
なんと、AmazonでNRR値35dBという耳栓を発見してしまいました。桜木YIMU 騒音低減専用耳栓です。
早速、購入してみました。
以下は箱の中身です。
簡易ケースが2つとアルミ製のケース1つ付属しており、耳栓購入においてちょっと高級な感覚になりました。
20ペアの40個入りでケースもついてお得です。
桜木YIMU 騒音低減専用耳栓の感想
これはすごい!
騒音レベル10が完全に固定の2になった感覚です。騒音がほとんど聞こえません。
熟睡中に騒音で目を覚ます事はありませんでした。
飼っているペットのワンちゃんの吠える声はやっぱり聞こえますが、かなり遠くに聞こえます。
2〜3日使ってみると、若干サイズ的にきつい感はありました。
これは耳栓の形状によっての違いがあるのだと思います。
桜木YIMU 耳栓は曲線がない分、僕の耳穴の形状では穴の負担(圧迫)がかかっているのかもしれません。
耳穴に負担になっている分、遮音性が高まったとも考えられますが遮音性は高いのは間違いありません。
ポリウレタン製の耳栓はケースに入れて保管する
耳栓を装着する時に先端から全体を潰して耳に挿入しますが、使用して何日か経つと潰してもすぐに膨れ上がってしまい、挿入しにくくなってきます。
これはポリウレタンの素材が水分で劣化していく為なのですが、毎日使う場合は必ずケースに入れましょう。
これによって劣化が少しでも遅らせる事ができます。
僕の場合、新品の耳栓を使った後にケースの上に置いたままの状態で次の日も使っていましたが、大体3日あたりで挿入しにくくなりました。
それからはケースに入れて蓋を閉めて保管したら再度復活したのでそこまで劣化していなかったのだと思います。
いずれにせよ、ポリウレタンという素材の特性上、使っているうちに必ず劣化していくので潰れにくくなったり、すぐに膨らんだりしたら替え時なのかなと思います。
耳栓で目覚ましアラーム音が聞こえない
耳栓で騒音から解放され、快適で熟睡できる環境を得ましたが、問題は目覚ましのアラーム音が聞こえないのです。
特にNRR値33dBの耳栓だと聞こえない確率が高いです。
これを解消するのに僕の場合ですが、Apple watchを着けて就寝しています。
iPhoneでアラームをセットし、おやすみモード(iPhoneで設定するとApple watchも自動的に設定されるし、Apple watchからでも設定可能)にすると余計な通知(着信やLINEなど)はOFFになりますが、アラームだけは反応して手首でバイブの振動で気付きます。
バイブの強さははっきりに設定しているので大体は気付くと思います。
※僕は気付かなかった事はありませんでした。
※睡眠モードとは違うので間違えない様にしてください。
また、おやすみモードの設定で着信の設定は以下の様に可能です。
着信を許可の項目では以下の様に選択できます。
繰り返しの着信では3分以内に2度目の着信があった時の通知設定もできます。
ちなみに僕のiPhoneの通知設定は重要な通知以外は普段から個別にOFFにしていますのでおやすみモードは使っていません。
おやすみモードや睡眠モード、シアターモードについてはこちらの記事(へいじろのブログ奮闘記さん)がわかりやすいかと思います。
おすすめ耳栓ランキング
僕が使っている耳栓ランキングです。
1位:3M E-A-Rsoft Super Fit (北米版)33dB
2位:桜木YIMU 騒音低減専用耳栓 35dB
3位:MOLDEX メテオ (モルデックス メテオ) 33dB
まとめ
いかがでしたでしょうか。
大人数での宿泊型の研修や、災害避難時の体育館、施設などで大人数で寝る場合など、その他1人で寝る以外に遮音性の高い耳栓は必要なのではないでしょうか。
僕は最初、耳栓自体に抵抗がありましたが、実際に使ってみるともっと早くに使ってみるべきだったと思いました。
どんだけ耳栓を買ってんだ⁉︎と思われたでしょうが、昼間の安眠、熟睡に拘った結果であります。
特に夜勤等で昼間に安眠、熟睡したい時に耳栓はかなり効果的だと思いました。
実は今回、実際に購入して紹介していない耳栓もあります。
ネットで注文して届いた商品を見て、明らかにコイツは違うと思った商品(形状や大きさ)はパッケージすら開けていない物もあるのが正直なところであります。
夜、眠る時は特に気にする必要はないのかもしれませんが、僕の様に夜勤だと昼間に寝るので遮音性が高く、耳が痛くならないサイズ感の耳栓は体力的にとても大事な事だと自負しています。
実際、夜に寝る人と昼間に寝る人とでは疲れが取れる割合は2倍違うそうです。
医者にも体がしんどいと言えば、夜の勤務を辞めて昼職にして夜は寝る様にしてくださいと絶対に言われます笑
齢40歳を超えると深夜まで勤務して昼間に寝るなどこのままでは続くわけがない、体調を壊すだけという事らしいです。
それでも僕は夜型の人間なので朝や昼間に活動すると体調が悪くなるのが現実です。
このまま夜型人間で生きていく可能性を秘めていると勝手に妄想している次第であります笑
それでは最後までありがとうございました。
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