僕は今までNRR値35dBの耳栓を使っていました。
いままでネットを探してもNRR値35dBが最高値でしたが、なんと38dBの耳栓が登場しました。
が、しかし、、、
この商品説明をよくみるとNRR値での記載が無く、遮音値38dBとしか記載がありませんでした。
実際はNRR値38dBなのか、SNR値38dBなのか疑問ですが、
この点も踏まえて今回はRoulyから発売されている2種類の遮音値38dBを使ってみたのでレビューします。
次項の"NRR値とSNR値の違い"は少しマニアックな内容になっているので飛ばしてくれても構いません。
結論から言うと、今回のRouly遮音性38dBはかなりの高遮音には違いないのでレビューのみご覧になられても特に問題はないかと思います。
NRR値とSNR値の違い
まずはNRR値についてです。
NRRとはノイズ・リダクション・レイティング※騒音減衰指数と言います。
NRRとは、防音保護具の性能を理解するうえで必ず押さえておくべき概念です。NRR(ノイズ・リダクション・レイティング)とは、騒音減衰指数ともいい、アメリカ合衆国環境保護庁が定める防音保護具などの遮音性能を示す数値(単位:dB、デシベル)になります。この数値が大きいほど遮音性能が高いです。
引用 モノタロウ 防音保護具の選び方
つまりNRR値が高ければ高いほど遮音性が増すという事です。
そしてこれとは別にSNR(シングル・ナンバー・レイティング)というのがあります。
NRRとの違いは国によっての規格表記の違いで意味は同じと思ってもらって構わないです。
NRRは欧米を中心とした規格
SNRは欧州を中心とした規格
となっています。
NRRは欧米表記となっていますが、日本では基本的にNRR値の表記がほとんどです。
日本に住んでいる方で耳栓の遮音性に拘るのであればNRRの数値を確認すると良いです。
実際に僕は日本でSNR値という表記は今まで見た事がありませんが、SNR値で表記されている耳栓には注意が必要です。
ちなみにですが、SNR値はNRR値から5〜6dB差し引いた数値となります。
例:SNR38dBをNRRにするとNRR値32〜33dBとなります。
過去、多くの耳栓を使ってきた僕からすると遮音性がNRR値とSNR値の記載が同じ数値でも遮音性が変わるので大事な数値となります。
詳しくはこちらを参照ください。
今回のRouly遮音性38dBは"ドイツ(欧州)から輸入した原材料"と記載があるので"遮音性38dB"とは欧州の規格であるSNRの可能性が高いのではないかと勝手に推測します。
もし、Roulyの遮音性が"欧州規格であるSNR値38dB"ならNRR値に直すと32〜33dBとなりますので、遮音性は減退するという結論になってしまいます。
果たして遮音性38dBと記載はあるが、実際の遮音性はどうなのか?
この点も実際に検証してみたいと思います。
下記リンクはNRR値についてもう少し詳しく解説した記事ですので参考にして下さい。
今まで使っていた高遮音の耳栓
僕が今まで使っていた耳栓は以下の2つです。
特に1番利用頻度が多かったのが桜木YIMU 騒音低減専用耳栓 35dBです。
素材は硬めですが、遮音性はNRR値35dBの中でも1番ではないでしょうか。
次に2番目に使っていた耳栓はROSENICE 泡耳栓騒音低減耳栓35db NRR最高スリープスリープ 2ペアです。※訂正:ROSENICE 泡耳栓騒音低減耳栓35dbは現在発売されていない様です。
こちらは桜木YIMUよりも素材が柔らかくて形状的にも耳への負担が軽減されている分、若干ですが遮音性は落ちている感じです(個人的感想です)
これ以外にもNRR値33dBですが耳が痛くならない高遮音性の耳栓といえば、
MOLDEX メテオ (モルデックス メテオ) 33dBです。
10ペアパック
破格の50ペアパック
モルデックスメテオは上記の耳栓35dBの2種類と比較すると遮音性は劣ります。
でも耳への負担(キツさや痛みなど)は比較的軽いと思いました。
それぞれの遮音性などについてレビューした記事もこちらです。
Rouly 睡眠用耳栓 耳栓 遮音値38dB
そして今回レビューする耳栓はこちらの2種類
Rouly 睡眠用耳栓 遮音値38dB(4ペア)
Rouly 最新開発の睡眠用耳栓 遮音値38dB(5ペア)※こちらも現在販売されておりません。
記事内ではそれぞれの耳栓の名称が似ているのでそれぞれの記載を
4ペアをRouly(通常)
5ペアの最新開発をRouly(最新開発)
と短縮して記載します。
Rouly 睡眠用耳栓 遮音値38dB(4ペア)
まずはRouly(通常)の外箱です。
中を取り出すとマニュアル入った箱が出てきます。
マニュアルを取り出したら4つのカラーケースがあります。
耳栓マニアの僕からするとケースが増えるのは非常に嬉しい事です。
耳栓はポリウレタンでできているので水分を含むと劣化していくのでこちらのケースは別の耳栓でも劣化防止として使えそうなので助かります。
カラーケースから中身を取り出してみました。
商品説明には青、緑、ピンク、赤とありますが、
ピンクと赤に関しては実際の色を見ると微妙に色の違いはありますが、両方ともピンクに見えます笑
その他、保証書やマニュアル類も一応載せておきます。
保証書の裏面です。
お手紙が入っていました。
Rouly 最新開発の睡眠用耳栓 遮音値38dB(5ペア)
次にRouly(最新開発)です。※現在販売されておりません
箱から取り出すとケースが出てきます。
ケースの蓋を開けるとこんな感じです。
Rouly(通常)には保証書が入っていましたが、こちらはお手紙のみが入っていました。
形状の違い
Rouly(通常)とRouly(最新開発)を比較しました。
画像の左側のRouly(通常)は先端が細くなっている形状に対して、
右側のRouly(最新開発)はモルデックス メテオと同じ様な形状をしています。
Rouly 睡眠用耳栓 耳栓 遮音値38dBの感想
今回も以前の記事と同じ様に遮音レベル10段階での個人的な評価を記載します。
遮音レベルは共に1です。
桜木YIMUやROSENICE 泡耳栓騒音低減耳栓(共にNRR値35dB)と比較しても間違いなく遮音性は相当高くなったと感じます。
※ただし、耳栓は高音に対する効果は弱いです。
この記事を執筆中に気付いたのですが、Rouly(最新開発)の商品紹介画像を見るとSNR値38dBと記載してあるのを発見しました。
実際に使ってみた感想として、Rouly遮音性38dBは僕が予想したSNR値38dBではなく、NRR値38dBの可能性が高いと思いました。
勿論、正確な機器を使っての計測ではないので個人的感想とさせて下さい。
(耳穴の大きさ、形状などの個人差があるので参考程度にして下さい)
ご自身に合わせる意味で両方とも試してみる価値はあると思います。
サイズ感
Rouly 睡眠用耳栓 耳栓 遮音値38dBは(通常)も(最新開発)の両方とも僕が使ってきた耳栓の中で素材が1番硬いです。
そして耳に入れる時に潰して挿入しますが元の形状に戻るスピードがかなり遅いので、細く潰した状態で耳穴に挿入しやすいです。
この点でも今まで使ってきた耳栓と比較すると耳穴への挿入しやすさが1番の耳栓だと思います。
それぞれを1週間づつ試してみても耳が痛くなる事はありませんでした。
結果、どっちの耳栓が良いかというと装着感含めてRouly(最新開発)の方が良いと僕は思いました。
(通常)と比較すると(最新開発)の方が耳への負担は軽く感じます。
形状の問題かと思いますが、今ではRouly(最新開発)を1番の耳栓として毎日使っております。
両方の耳栓に言える事ですが、ご自身の耳穴の大きさや形状によってキツく感じて痛くなるかもしれないのでその点はご了承ください。
耳栓ランキング
ここで今まで僕が使ってきた耳栓を遮音レベル、装着感等、ランキング一覧でまとめてました。
※すべて個人的感想です。
順位 | 耳栓名称 | NRR値 | 遮音性 (10段階) | 硬さ |
1位 | Rouly (最新開発) | 38dB (NRR値不明) | 1 | 硬い |
2位 | Rouly (通常) | 38dB (NRR値不明) | 1 | 硬い |
3位 | 桜木YIMU | 35dB | 2 | 硬い |
4位 | ROSENICE | 35dB | 2〜3 | 柔かい |
5位 | MOLDEX メテオ | 33dB | 3〜4 | 柔かい |
6位 | 3M E-A-Rsoft Super Fit (北米版) | 33dB | 3〜4 | 柔かい |
これ以外にも使った耳栓(サイレンシア、100円均一など)はありますが、遮音性が低くいので記載していません。
まとめ
簡単ではありますが、現時点でおそらく最高の遮音性ではないかと判断したRouly 睡眠用耳栓レビューでした。
聞こえない耳栓は寝ている時に何も聞こえないデメリット(スマホの音やバイブ、家にいる人が何か言っている時など聞こえなくなる等)もあるので、ご自身の耳栓の使用環境など注意してもらえればと思います。
Rouly(通常)
その他、高遮音性の耳栓や注意、睡眠グッズについては過去記事をご覧ください。
最後までありがとうございました。
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