会社を辞めようと思う。 僕の考え方を変えた1冊の本

会社を辞める 考え方を変えた1冊の本

僕は今の会社で働き続けて約26年になりますが、人生を考え直す出来事が起きました。

それは降格という残念な出来事です。

入社当時から運良く責任ある役職に就いて収入も同世代と比べると多くありましたので生活に苦労するような状況ではありませんでした。

このまま頑張って仕事をやり続けていけば先の人生もきっと上手くいくと完全に思い込んで仕事に取り組んでいましたが突然の役職降格となり、年齢も40代なので初めて今後の人生を考える状況になりました。

降格した事で半年ぐらいは頭が真っ白でしたが、それでも決められた仕事は今まで通りやりながら何か違うと徐々に感じる様になっていきました。

会社の上司からは期待されていない感が伝わっていたので会社を辞めるべきか、それとも今まで以上に頑張って返り咲くか悩みました。

もちろん降格した事で給料は減りましたが、会社を辞めるにしても今の給料と同じ金額は転職しても稼げる期待はなく、僕は妻と子供3人いるので今の生活を守る為には会社を辞める事はリスクであり、このまま辞めずに頑張っていくしかないと考えながら1年が過ぎていったそんな時、

ある本が目につきました。

それは、金持ち父さん貧乏父さん(筑摩書房)です。

金持ち父さん貧乏父さんは以前から知っていましたが、お金に執着しそうで読んではいけない気がしていましたが、何故か強烈に読みたいと思ったのでAmazonで購入し食らいつく様に読みました。

率直な感想として、金持ち父さん貧乏父さんを読み始めた時からリーダーとして、従業員として今まで会社で頑張ってきた僕の考え方や価値観を覆す強烈な内容に目から鱗状態で、一気に自分の考え方が変わっていくのが感じ取れました。

本を読んで特に考え方が変わった事で大きく3つに分けると、

今まで誰を稼がせる為に働いてきたのか

・金持ちは金持ちの考え方があり、貧乏人は貧乏人の考え方がある

・学ぶ事の大事さ

でした。

今回は金持ち父さん貧乏父さんに書かれている具体的な内容紹介ではありませんが、この本を読んで自分の考え方、価値観が変わった事について参考にしてもらえればと思います。

最初に読むべき「お金」の基本図書 毎年多くの「お金」に関する本が出版され,書店に並び、そして消えていきます。そんな状況の中で、「金持ち父さんシリーズ」は刊行から20年経った今でも変わらず多くの支持を得ています。

今まで誰を稼がせる為に働いてきたのか

誰を稼がせる為に働いてきたのか

自分の生活を豊かにする、自分の家族や周りに人にも良くなってもらいたいと同じ会社で26年働いてきました。

それなりの収入を貰って生活が苦しくなった事はありません。

しかし、僕は気付いてしまいました。

自分のプライベートの時間を無視してまでも会社や仲間の為に働き、失敗した時には自分の何が問題だったのか追求し、改善の為に勉強して、そこからさらなる結果を出しても自分が上げた売上から1番多くのお金を持っていくのは経営者や上司だと。

誰を稼がせる為に今まで働いてきたかと言うと経営者、上司である他人の儲け=稼ぎの為に働いてきたのが現実です。

この使ってきた時間やパワー、勉強を含めて自分に最大限に還元させるのではなく、他人が多くを持っていく事に違和感を覚え始めました。

雇われているので当たり前の事かもしれません。

でも、

仕事は自分が稼ぐ為にする行為であって、その稼ぎで自分や家族、周りに良くなってもらい、人生を豊かにしていくのが僕は目的だと思っています。

この人が好きで付いて行きたい、この人と一緒に仕事がしたい、この人の利益に貢献したいと思えるなら経営者や上司に取り分が多く入っても構わないと思います。

僕の場合、経営者に認めてもらいたい、付いていきたい、一緒に仕事がしたいという思いで今までやってきましたが、途中で経営者が変わってからはそう思えない様になったのがきっかけかもしれません。

自分がリスペクトできない経営者・上司であれば、この他人を稼がせる為に働いてきたと思うとバカバカしく思う様になりました。

自分の給料は他人が決める

さらに降格で気付いたのは自分の収入=生活水準を決めているのは経営者・上司である他人だと言う事です。

これは会社員である以上、当たり前の事なのですが自分がリスペクトできない経営者・上司である他人の決断(感覚)で自分の生活水準が変わる事にかなりの違和感を覚えます。

もちろん、個人事業主や企業の経営者であっても売上が減り、経営が上手くいかなければ自身の収入は減ります。

自分で決めた事で上手くいかないのは納得出来ますが、リスペクトできない他人の評価や気分で(敢えて言いますが)自分の収入や生活が変わるというのは違うと思いました。

会社が求める成果を出せなければ誰でも役職責任から降ろされるか、解雇されるのは当然の結果であります。

しかし、僕は自分で決めた事をやりたいし、それが失敗してもそこから何かを学びたいと思っているし、極端に収入が減っても自分が決断した事なので納得ができます。

やってもいないのに企画の段階で上司からダメだと承認が降りない事でリスペクトできない上司の機嫌取りや納得のいくやり方をいちいち考えないといけないのがとてもストレスでした。

納得がいかない経営者・上司に決められた不自由な枠の中で、自分の評価を他人が決めている事自体が納得いかなくなったのです。

金持ち父さん貧乏父さんを読んでからはリスペクトできない経営者・上司の元で働いていても納得いかない事が多く、収入も左右されるので従業員を辞めて個人事業主になるか会社を立ち上げる方が自分には合っている気がしてきました。

学生時代の疑問

ここで余談にはなりますが、小学生時代を思い出すと、集団生活の中で他人と違う事はするな、先生の言う事は聞け、聞かないと社会に出て通用しないなど散々言われた記憶があります。

僕は集団行動が苦手、他人と違う事をする、先生の言う事もあまり聞かなかった所為なのか殆どの時間は先生の教台の真横の席で誰かと隣り合わせで座る事なく1番前で過ごしていました。

今を思うと誰か(先生の教えや学校のルール)に従うのが絶対でそれが当たり前の教育を受けてきたと振り返ります。

誰かが決めたルールや規定を守りながら、決められた範囲で行動し、その誰かに従いながら自分がやりたい事を抑制した人生を歩んでいく。

言い換えれば従業員としてやっていく為のコントロールされた教育だったと思えます。

先生や学校ルールに従う=納得いかなくても上司や会社ルールに従うのが人生として最良とされていた時代だったと思います。

金持ち父さん貧乏父さんでも同じ様な事が書いてあったので尚更、納得してしまいました。

金持ちの考え方と貧乏人の考え方

金持ちと貧乏人の考え方

これは収入が増えて多少の金持ちになっても問題は解決しないという事に本を読んで気づきました。

僕は今までもらった給料を全部使ってしまう時期と、もっと収入が増えて(年収2,000万前後)高価な物を買う時期と経験してきました。

結局、仕事で結果を出して高収入を得てもお金が増えていかない事に気づきました。

これは全くもって自分の考え方の問題ですが、出世して給料が増えていく度、アクセサリーや車、ファッションで使う様になり、気付いたらカードローンばかり増えて自由に使えるお金が足らなかったり、収入は多いはずなのにお金が無い状態が何年も続いていました。

収入が増える度に他人が簡単には買えない様な物や過去に欲しかった物など、これらを手にする事ができてお金持ちになった気分になっていました。

例えば、年収1,000万ぐらいになると、ファッションやアクセサリーを現金で購入し、

年収が2,000万近くなるとベンツの高級車や高額なハイブランドの小物、高額な電気製品などは信販会社の審査を通してローンを組んで決済していました。

気がつくとローン返済が増えて毎月の返済に追われてる状態であり、自由に使えるお金が無い状態、つまり収入からのキャッシュポジション(ここでは収入から支払いを全て済ませ、残ったお金の比率で例えます)が低い状態で生活していました。

僕はもっとお金を増やす為には今以上に仕事で結果を出して、会社上司からの高評価を得て出世していくのが1番の方法だと思っていましたが、どんなに頑張ってもお金(資産)が増え続ける事はなく、

収入が増えれば増えるほど物を買うので実際は負債を増やしている事に気付きました。

何故、頑張ってもお金が増えないのか金持ち父さん貧乏父さんにそれについても書いてあったのでここで初めて知る(気付く)事が出来ました。

収入が増えたからと言って色々な物を購入してもお金(資産)は増えません。

それどころか僕がやっていたのは負債を増やす事ばかりしていたという事です。

もちろん欲しかった物や高額な物など手にした時は気分がイイです。

しかし、手にしたその時の気分がイイだけで後には何も残らず、負債だけを膨らましていた訳です。

よって、自分や家族にとってこの先の家計・経済について何も考えていない事に気付きました。

資産を増やす

金持ち父さん貧乏父さんを読んで気付いた事はお金持ちの人はお金が増える行動をしている=資産を増やす行動をしているという事でした。

例えばですが、会社で雇用されている従業員でやっていくよりも個人事業主の方が税金は有利になる事を知りました。

会社員でやっている場合、仕事で使うスーツや靴、スマホ、さらには家賃、水光熱費などは税金から引かれた後の手取りからお金を使っていきます。

会社からの給料、総支給額から先に税金が引かれてから仕事で必要な物を買う事になり、仕事で必要な物にも関わらず使い過ぎると生活に影響します。

個人事業主の場合、これら仕事で使っている物は全て経費で落とし、残った利益から税金が引かれます。

ここで会社員と個人事業主の大きな違いがでます。

特に所得税は会社員でも個人事業主でも収入(売上)によって累進課税の税率は同じですが、

これを単純な式で表すと、

会社員:総支給額-税金=手取り-仕事で必要な物を購入

個人事業主:売上-仕事で必要な物を購入(経費)=利益-税金=手取り

かなり単純にしましたが、同じお金が入ってきたとしても個人事業主は仕事に必要な物を買って残ったお金が課税対象になるので会社員と比較すると税率は低くなる可能性があるので手取りが増えると思います。

そして個人事業主としての売上(会社員で言うと総支給額)が増えれば増えるほど大きな違いは出てきます。

さらに法人の場合は税率は一定になる(法人税)ので会社員、個人事業主より有利になると見ます。

会社員の場合、頑張って働いて収入(総支給額)を増やしても所得税の累進課税により税率がどんどん増えていき、残った手取りのお金から資産を増やす為の投資をしていかなければなりません。

個人事業主や法人の場合、資産を増やす為の投資にかかる費用は税金を払う前に捻出できます。

金持ち父さん貧乏父さんにも書いてありましたが、資産は会社が買う(経費)という理屈が少しは理解できた気がしました。

学ぶ事の大事さ

学ぶ事の大事さ

この本を読んでいなかったらその時に欲しい物を買う為(負債)に一生、会社員として頑張ってやっていこうと視野が狭い考え方になっていました。

金持ち父さん貧乏父さんを読んだきっかけで従業員として働いていくのか、自営業者としてやっていくのか、それともビジネスオーナー、投資家でやっていくのか、自分はどうなりたいかの目的について考え学ぶ事ができました。

今は自分の目的が明確になった事で税金の事、個人事業主や法人でやっていくメリットデメリット、投資に関する知識も学ぶ様になった事で視野が広がり、今の仕事でも活用できる知識がとても増え、実践に役立っています。

金持ち父さん貧乏父さんを読んでからは会社を辞めるかどうか、このまま続けるかという狭い視野ではなく、特に自分の中でタブーとされてきたお金を稼ぐ欲望についてなど、今後の人生にとても有意義な学びの時間を過ごせる様になったと思います。

学びにゴールは無いと改めて思い知った次第です。

最後に

少し愚痴っぽい記事になってしまいましたが、

色々と経験させてもらって沢山を学び、結果に応じてそれなりの報酬を頂いて生活に何の不自由もなく、今の自分があるのは間違いなく長年やってきた今の会社のおかげです。

しかし、降格をきっかけに金持ち父さん貧乏父さんを読んだ僕は今が限界かなと思うようになりました。

投資の事や個人事業主で開業する知識、税金の事など最近では色々と勉強していくほど、このまま会社員でやっていくのに自分が求めるものでは無いと感じています。

そして今の僕は会社でもう少し働きながら、まずは個人事業主としてスタートする為の準備をしています。

今まで会社一筋に頑張ってきても40代を過ぎればこれからの人生を考え直す方は多くいると思います。

このまま一生、会社の為にではなく自分と家族、その周りの事を考えればこのままで良いのかと。

ケンタッキーフライドチキンを創ったカーネルサンダースは65歳で起業しています。

スタートに年齢は関係無いと金持ち父さん貧乏父さんでも書いてありましたが、年齢を重ねる度にチャンスはどんどん減っていくものだと僕は思っています。

このままでは何か違う気がしている方はぜひ、金持ち父さん貧乏父さんを読んでみてください。

これからの人生、新たにワクワクするような感覚を感じられると思います。

この記事が参考になればと思います。

最後までありがとうございました。

最初に読むべき「お金」の基本図書 毎年多くの「お金」に関する本が出版され,書店に並び、そして消えていきます。そんな状況の中で、「金持ち父さんシリーズ」は刊行から20年経った今でも変わらず多くの支持を得ています。

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