リーバイスLVC 501xx 1947モデルをリジットで購入し、初回のセットアップから半年が経過しました。
ヒゲやアタリ、ハチノスを育てる為に毎日家で履いていましたが、さすがに汚れてきたので2回目の洗濯と糊付けを行いましたのでレビューします。
半年履き続けたLVC 501xx 1947
毎日家で履き続け、半年経過した501xx 1947モデルです。
まずはヒゲの具合を見ていきます。
ファーストウォッシュで縮ませての僕のジャストサイズは36インチですが、(僕のウエストは87〜90です)ダボっと大きめで履きたかったので38インチを購入していますのでヒゲは深く表れていません。
やっぱり大きめサイズになるとヒゲは出にくいですね。
ヒゲを明確に出したい場合は洗濯縮み後のジャストサイズがおすすめです。
バック側を見ていきます。
バックポケット周辺
画像で見るとお尻周辺に若干の擦れが見えますが実際はそこまで擦れていません。
バックヨーク、ベルトループ周辺は微妙に擦れている感じです。
隠しリベット部分に多少のアタリが現れています。
革パッチです。
ベルトの擦れによる色移りがある程度で特に大きな変化は見られません。
ハチノスの具合を見てみます。
ハチノス的なシワがあるだけで色落ちはありません。
裾のパッカリングですがこちらは若干ですが出てきていますね。
ジーンズ側面である赤耳のアタリも全くありませんでした。
半年間、毎日履いていましたが、ビンテージ系に現れるヒゲ、アタリ、ハチノスなど、まだまだ程遠い結果でした。
やはり、家で履いてるだけでは激しい動きも無いので当然の結果だと思われます。
2回目の洗濯(セカンドウォッシュ)
では本題の2回目の洗濯(セカンドウォッシュ)にいきます。
今回使う洗剤はこちら。
THE LAUNDRESS(ザ・ランドレス) デニムウォッシュ classicの香り 475ml
インディゴの色をなるべく落とさないデニム用の洗剤です。
クラシックの香りと表記されていますが、僕の感覚で言うと線香とかで匂う白檀(びゃくだん)の香りに似ています。
作業はファーストウォッシュ同様お風呂場で行います。
ジーンズを洗うのに大きめのボックスを用意しました。
ちなみにニトリで購入した物になります。
ボックスにお湯約38〜40度を入れます。
僕の場合はお湯張り45度に設定して浴槽に溜めました。
浴槽に溜めなくてもシャワーの温度調節ができるなら40度で設定してシャワーでお湯を溜めても同じです。
ボックスにお湯を入れたらデニムウォッシュを入れます。
デニムウォッシュを入れる量は適当です笑
501xx 1946を表にしたままお湯に入れます。
僕の場合ですが、浸して何回か押し込む程度ではなく、ジーンズをぐちゃぐちゃにして思いっきり揉んで洗います。
インディゴの色が落ちてお湯が青くなっています。
この時点で色が抜け過ぎないか不安でしが、汚れを落としたかったので気にせずガシガシ揉んで洗っていきます。
当時のアメリカ人はこの様な洗い方ではなく、普通に洗濯機に入れて色落ちなど気にせず、ガシガシ洗っているイメージですね。
次にお湯を捨てて新たにすすぎ用のお湯を入れ直します。
ここからはジーンズを裏返しにして手ですすいでいきます。
実際、体から出る油分や汚れは裏面に付着しているので綺麗にする意味で裏返しにします。
油分や汚れが残っているとそこからジーンズにダメージが発生しやすいので大事な工程です。
ジーンズに付着した洗剤を落とすのでここでも強く揉みながらすすいでいきます。
さらにインディゴが落ちてお湯が青くなっています。
これを含めて強く揉みながらすすぎは合計3回しました。
すすぎ後の状態です。
洗濯機で脱水をかける前に水気を無くす為に強めに丸めながら絞ります。
ある程度水気を絞り出したら洗濯機で脱水します。
脱水時間は30分です。
脱水後の501xx 1947です。
かなり水気は無くなった状態ですが湿っています。
すでに1回目の洗濯時に一気にデニムを縮ませているので今回は洗濯機で乾燥をかけずにこのまま糊付け工程に移ります。
糊付けはデニムが少し湿っている状態で行う方が糊がデニムに浸透しやすくなります。
リジットからの糊落とし
1回目の糊付けの工程はこちら
2回目の糊付け
2回目であっても1回目の糊付けと工程は同じです。
糊付けは前回同様、カネヨ石鹸 PVA 洗濯のり カネヨノール 液体 750mlを使います。
浴槽に蓋をして作業します。
インディゴの色が移っても良い場所ならどこでも良いと思います。
ヒゲが出る付近に糊を塗っていきます。
僕の場合、糊の量は多めに塗っていきます。
ここで注意ですが、ちょうど股の部分(下図の赤丸)から裾まで切れ端部分には糊を塗らない様にしてください。
塗ってしまった場合、乾いた後に切れ端がトゲの様になって股や足に刺さり痛くなります。
塗ってしまった場合は乾いた後によく揉みほぐして棘を無くしてください。
ポケット部分(スレキ)には塗らない様に折っておきます。
赤耳には綺麗に裾まで糊付けし、拗れが無い様に塗っていきます。
バック側にして塗っていきます。
ハチノス付近を中心に塗っていきます。
この時も内股部分には塗らない様に注意してください。
全体に糊を塗ったら乾燥させます。
この時の注意点は筒状にして折り目がつかない様に乾燥させるのがポイントです。
デニムウォッシュの効果
1日置いて完全に乾燥しました。ガチガチです。
デニムウォッシュに表記あったクラシックの香りがプンプンしています。
上記しましたが、これはやっぱり線香によくある白檀(びゃくだん)の香りに似ていますので嫌な人はいると思います。
洗剤は無臭がいいですね。
洗った時にあれだけお湯が青くなっていましたが、ほとんど色の変化はありませんでした。
デニムウォッシュは汚れだけ落として極力インディゴの色落ちを防ぐ効果はあると感じます。
セカンドウォッシュ後
そして、画像が暗くて申し訳ありませんが今まであったシワは一切消えてる状態です。
リーバイスの特有である右ねじれが出てきました。
現代のジーンズでは、ねじれ防止加工されているのでこれは発生しません。
復刻版であるLVCの楽しみの1つですね。
ここでサイズを測ってみました。
洗濯機で一気に乾燥をかけていないので腰幅の縮みはありませんでしたが、レングスが縮んでいました。
購入時85cm→1回目洗濯後78cm→そこから裾上げしたので75cmになり、2回目洗濯で74cmです。
2回目の洗濯後74cmになりましたが、履いていくうちに少し伸びると思います。
よく見ると太ももあたりに若干のヒゲがありました。
バック部分ですが、こちらもポケットやバックヨークに若干の色落ちが見られました。
乾いた後に見ると洗う前にはわかりにくかった色落ちが出ている事に気付きますね。
パッチの変化はありません。
ハチノスについては乾燥後にも変化は見られませんでした。
全体的に縦落ちも発生しているので半年間の結果は多少あった様に思えますが、まだまだ育てていく初期段階であります。
シワ入れ工程
最後にしゃがんでシワ入れを行いますが、2回目の糊付ではここが1番重要なポイントになります。
現状発生しているヒゲ位置に合わせてシワを意図的に折りながらしゃがむのがコツです。
これをしないと既に出来ているヒゲの位置からずれてシワが寄ってしまい、変な模様になってしまいます。
1回目の糊付けで発生したヒゲと全く同じ位置にシワを作る事はある程度出来ると思いますが、実際には若干のズレはどうしようもないのはあります。
今回の場合、元々あったヒゲの位置に加えて新たなシワが増えました。
これはこれで良しとします笑
下図は1回目の糊付けと2回目の比較です。
ハチノスは特に発生していなかったので無視していきます。
1回目の糊付けよりも糊の量を多めにしたのと意図的にシワを強めに作ったので比較するとシワが強調されているように見えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
2回目の洗濯はしても再度糊付けはやらない方は多いと思います。
理由は1回目の糊付けで出来たシワと同じ位置に作るのが難しいからです。
大事なポイントは前回発生したヒゲの位置と同じ位置にシワを意図的に作る事です。
めずらしいやり方かもしれませんが、これが絶対という訳ではないので参考にしてもらえればと思います。
ちなみにデニムウォッシュのクラシックの香り(僕的には白檀の香り)ですが、大体1週間ぐらいで匂いは無くなっていくので特に気にしなくても大丈夫かと思います。
今後、3回目の洗濯は糊付けをする予定ありませんが、デニムの色味を見てやるかもしれないのでその時はレビューします。
最後までありがとうございました。
リジットからの糊落とし
1回目の糊付けの工程はこちら
セカンドウォッシュに使ったデニムウォッシュ
糊付けに使ったカネヨ石鹸 PVA 洗濯のり カネヨノール 液体 750ml
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