
息子のスイッチが数分使っていると、
本体が高温になりすぎたため、スリープします。
と画面表示が出て使えなくなる。
息子のスイッチは品番HAC-001の初期型で使ってから何年か経過しているので冷却ファンが回らなくて内部放熱できなく、高温になってエラーが出る症状。
最近まで使っていると本体の冷却ファンの音がカリカリと音が鳴っていたので寿命だったのだろうと思う。
こうなれば修理に出すのが普通なのかもしれないが自分で冷却ファンを交換できないかと調べてみると純正品ではないが交換ツールを発見し、早速購入。

このツールとは別のツールに付属していたピンセットとブラシを使用しますが、代替え品があれば大丈夫です。
今回はこの交換ツール類を使ってニンテンドースイッチ HAC-001の冷却ファンを自分で交換したので手順を解説します。
交換手順を見るととても複雑に見えますが、初めての方でもネジを外す締める、コネクタを外す差し込むのみの作業が中心なので意外と簡単で修理費用が安く済むので、挑戦してみる価値はあると思います。
但し、ご自身で交換作業する際は自己責任でお願いします。
本体カバーを外す
本体裏側の赤丸部分を交換ツールに付属しているドライバーを使って外していきます。

次にスタンド内部にあるネジをメモリーカードを抜いてから外します。
ネジを外そうと思ったら蓋が取れてしまいました。

底面のネジ2ヶ所を外します。

上部は1ヶ所のみ。

そして、左右の側面のネジをそれぞれ外します。

すべてのネジを外したら裏側のカバーを側面から外していきます。

裏側カバーの内側に白いホコリが付いているので別ツール付属のブラシで落としていきます。
このホコリがファンに溜まって故障の原因にもなるので必ず落としてください。


綺麗になりました。

内部金属プレートを外す
裏面カバーを外したら内部の金属プレート5ヶ所とメモリーカード差し込み基盤のネジ1ヶ所を外します。

全てのネジを外したらメモリーカード基盤を外します。
赤矢印部分が接続されている場所になります。

上に持ち上げたら簡単に取れます。


プレートは手で下側と側面を持ち上げると外れます。


プレート表面にホコリがあるのでブラシで落とします。
特に下部の2つの黒い所に点になったホコリが目立ちます。

プレート裏面です。
右下に放熱グリスが付着しているので拭いて落とします。
推奨されていませんが僕は無水エタノールを使って落としていきます。


内部の基盤類になります。
ここからが本番なので慎重にいきます。

バッテリーを外す
はじめに安全の為、バッテリーコードを外します。

上の持ち上げると外れます。

冷却ファン取り外し
次に銅のプレート?ヒートシンクというものが3ヶ所で固定されいるネジを外します。

次は赤丸3ヶ所のネジを外すのと、赤矢印のスポンジ部分を剥がしていきます。

下図にある黒いパーツを外します。

ヒートシンクを外す際に2ヶ所のスポンジ部分が両面テープで貼られているのですが、少し破けてしまいました。

ヒートシンクにも放熱グリスが付着しているので落とします。

次に赤矢印部分を上に持ち上げて基盤を外します。

ピンセットだとショートする恐れがあるので付属のリムーバーを使いました。

繋がっている基盤を持ち上げて外していきます。
この時、コネクタが繋がったままですが作業に支障ないのでこのままにしておきます。

冷却ファンを固定するネジ3ヶ所を外していきます。

赤矢印にある冷却ファンに接続されているコネクタを外します。

コネクタを外すのにグレー部分のカバーを持ち上げます。

コネクタは横向きに抜けます。

ここまでくると冷却ファンが外れます。

冷却ファン取り付け
新しい冷却ファンに黒いシールを貼り付けます。


コネクタに接続します。

純正品と比較するとコネクタが長いでので曲げて収納させます。
グレーの蓋部分を元に戻します。

後は外した手順で元に戻していきます。

下図にある放熱グリスを無水エタノールで取り除きます。

放熱グリスを塗る
付属の放熱グリスを塗っていきます。

元々塗ってあった2ヶ所に塗っていくのですが、量がわからないので多めにしておきます。

ヒートシンクを元に戻して、

塗っていきます。

動作確認
バッテリー、金属プレートまで元に戻して一旦、動作確認。
快適に回っています。音もカリカリがなくなってウィーンと静かになりました。

メモリーカード基盤を付けるのに黒いスポンジ部分を外してから戻したので元通りに貼っておきます。

作業完了。
しばらく使ってもエラーがでなくなり、元に戻りました。

まとめ
冒頭にも説明した通り、初めて作業する方でも意外と簡単に出来る作業ではないかと思います。
作業するにあたって困惑したり、技術が必要で難しい箇所は特にありませんでした。
作業手順の画像で内部基盤を見たら壊れそうで触りたくない気分になるとは思いますが、修理に出して時間がかかるのと費用を考えたらかなりのコストダウンになりました。
息子はこれでしばらくはスイッチで遊べそうです。



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