
僕のプロコンNintendo Switch Proコントローラー スプラトゥーン2エディション(以下イカパッド)は購入して1ヶ月ぐらいで左スティックの動作が不良になったのでメーカー補償にて修理を出した事があります。
それからは2年ぐらいは何の問題も無かったのですが、また問題が出てきました。
スプラトゥーン2をプレイしている最中にキャラクターの動きが急に止まったり、微妙に勝手に動いたりしたので、またもや左スティックの不都合だと思い、保証期間(1年)も終わっていたので自分で直してみようと思ったのでその工程を記事にしました。
分解するのに用意するものは小さめのプラスドライバー(なるべく長いもの)のみで可能です。
※メーカーから分解は保証の対象外とあります。ご自身で分解する場合は自己責任でお願いします。
ちなみに以下のリンクはジョイコン分解手順と修理した結果です。
問題なく修理できました。
スティックの補正で確認
スイッチの設定からスティックの補正で異常を確認してみます。
+マークになっているので正常かと思いましたが、補正に進んでいくと、、、

右、下、左は問題無かったのですが、上方向だけ動きませんでした。

ずっと押し続けていても、この辺りをブルブルしていて、なかなか上を認識しない状態でした。

補正をやめて、再度スティックの補正画面にすると、さっきのベタ塗り+ではなく、線が入った+になっていました。

わかりにくいのでそれぞれを拡大してみました。

この状態が何を意味するのかはわかりませんが、正常ではない事は確認できました。
左スティックの白い粉が原因⁉︎
任天堂純正のプロコンはよく壊れるとサイトで見た事がありますが、これは個体差による原因もあれば使い方にもあるようです。
実際に僕のプロコンも購入してから1ヶ月で壊れた(左スティックのみ)のでこれは個体差が原因だったのかと思います。
補償修理で対応してもらってからは約2年ぐらい使用しても大丈夫でした。
スティックに白い粉が出て、これがスティックパーツ内部に詰まる原因で動作不良が起きると書いてある記事も見ましたが、任天堂の回答としては白い粉は動作上に問題は無いとの事です。
ただ、内部パーツにホコリが溜まって問題が起きていたが、強く息を吹きかけたり、エアダスタースプレーを使って埃を取り除いたら復活した。という記事も見た事があります。
今回は強く息を吹いてみて、実際の所はどうなのか分解してみます。
使ったツールはこちら。ちなみにプラスドライバーしか使っていません笑

プロコン分解の手順
プロコン本体グリップ下にあるネジを外します(左右とも)

ネジを外すとグリップ部分が下に外れます。
これをもう片方も同じようにネジを外してグリップを外します。

両方のグリップを外したら赤丸のネジを4箇所外します。
※分解するのにそれぞれのネジが違うようなので、わかるように分けて作業しました。

カバーを外します。
バッテリーが出てくるので手でそのまま外します。
※ここで必ずバッテリーを外してください。

バッテリーを外した状態です。

赤丸にあるネジ5本を外します。

5本のネジを外したら上下パーツを手で外します。
この時に赤丸にあるコードに気をつけてください。

上下のパーツを外した状態です。
コードは外さずにそのままにしておきます。

左にあるジョイコン部分のパーツを外します。
赤丸にあるパーツ部分を今回は息で(唾が飛ばないように)強く吹きかけていきます。

レバー部分を上下左右斜めそれぞれ動かしながらやってみました。
分解してみて近くで目視しましたが、特に白い粉やホコリなど付着して汚れている状態ではありませんでした。
元に戻すのは分解手順と逆に元に戻していきます。
結果
すぐにスプラトゥーン2をプレイした結果、動作不良が無くなり復活しました!
が、しかし、、、
しばらくプレイしていたらまた動きが止まったりして今までと同じ不都合が起きてしまいました。
今回は自分の息を強く吹いただけなのでダメだったのかもしれません。
本当はエアーダスタースプレーで掃除するのが良かったのかもしれませんが、強く息を吹きかけただけではダメでしたね。
エアーダスタースプレーを購入して、また分解して、結局は直らないかもしれないし、早くスプラ2をプレイしたかったので結局は新しくプロコン(ホリパッド)を購入してしまいました笑
※近々エアーダスタースプレーを購入して再度挑戦してみますので後日追記します。
ワイヤレスホリパッドを購入
また同じ純正プロコンを買うのも同じ目に遭うのが嫌だったので今回はNintendoライセンス商品である株式会社HORI ワイヤレスホリパッド for Nintendo Switch グレー (製品型番 NSW-175)を購入しました。
値段も安いし(イカパッド税込7,678円、ホリパッド税込6,028円)ネットで使いやすいとの事でこちらを選びました。
ライセンス認証ではないコントローラーは、ジャイロセンサーやスティックの動作に微妙な違いがでるそうです。

中身はコントローラー本体と充電用のUSB-Cコードが付属しています。
このUSB-Cコードですが、かなり短くて充電しながらのプレイには向かないようです。
これは単に充電する用ですね。僕は使う事はないと思います笑
※コントローラー側がUSB-Bタイプもあるようですが、購入の際にはこちらのタイプは選ばない方が良いと思います(現在売ってないかも⁉︎)

ホリパッドをスプラ2で使っていて僕が感じるイカパッドと比較しての利点と欠点です。
■良いと感じる点
①グリップの角度が広がっているので握りやすい
②十字キーが大きいので操作しやすい
③ZRボタンが押しやすい
※これはスプラ2をやっている人ならわかりますが、ZRボタンはショットを打つのでイカパッドとの押しやすさの違いがわかると思います。
■悪いと感じる点
①本体が軽いので(ホリパッドは約180gでイカパッドは約246g)イカパッドからホリパッドになった時に違和感がある
②Yボタンを押した時に同時にホームボタンを押してしまい、いきなりホーム画面になって困惑する。※イカパッドと比較するとホリパッドはYとホームボタンの位置が近いです。
③スティックの円がイカパッドよりも大きい(動かす範囲が広くなっている)
これら悪い点に関しては慣れたら済む問題だと思いますので後々は特に気にする必要はないかと思いますし、初めてプロコン系を使う方には関係なく思えます。

良い点の③ですが、ZRやZLボタンが長くなっているのと、先端の出っ張り角度が大きいので、指が引っかかりやすくなっています。
下図は左がイカパッドで右がホリパッドです。

悪いと感じる点の③ですが、スティックの円がイカパッドと比較すると直径が大きくなっています。いずれにしても使っていくうちに慣れると思います。
イカパッドを使った事がなく、最初からホリパッドを使っている場合は問題ないでしょう。

しばらく使ってみて気づいたのですが、イカパッドのようにスティックに白い粉が出ないです。
気分的になんとなく、壊れにくそうなイメージがありますが、イカパッドを同じくらいの時間を使ってみないとわからないですね。

■その他
①バイブ機能は無い
②加速度センサー/ジャイロセンサーの補正を行うことはできない
③amiiboは使用できない
ちなみにですが、②の加速度センサー、ジャイロセンサーを補正しようとすると以下の画面になります。


詳細についてはこちら株式会社HORI公式サイトをどうぞ。
まとめ
今回は分解をして、息を思いっきり吹きかけてみて少しの間は復活しましたが、結果はダメでした。
僕的にはスプラトゥーン2でムキになって、無意識にスティックを力強くグリグリやっていたので今回は使い方が原因だったと思うようにしています。
次はエアーダスタースプレーを使ってやってみます。
そしてもう一度伝えますが、分解の際はメーカー保証が効かないので自己責任で行う事としてください。
ちなみにジョイコンは問題なく修理できました。こちら分解手順と修理した結果です。
最後までありがとうございました。
追記:エアーダスタースプレーで挑戦
前回の強く息を吹きかけるだけでは復活しなかったので、エアーダスタースプレーを購入し、再度分解して挑戦してみました。
購入したエアーダスタースプレー

側面にノズルが付いています。

スティックパーツ部分にエアーを吹きかけていきます。


スティックパーツ部分にホコリらしき物は見当たらなかったのですが、レバーを全方向に動かしながらエアーでホコリを飛ばしていきます。
※実際はパーツ部分とノズル先端をもう少し離して吹いていきます。
結果
エアーダスタースプレーでの結果ですが、残念ながら復活しませんでした。
このやり方で復活したという他サイトをいくつか見させて頂きましたが、僕のイカパッドはやっぱりスティックパーツ部分が壊れているようです。
まぁ永遠に使える物ではないですし、機械なので当たり前の結果なのかもしれません。
ちなみにこのスティック部分パーツだけが売っていて、ハンダを使用しますが交換は可能みたいなので気が向いたら挑戦してみようと思います。
でも、、、新しくホリパッド買ってしまったので実際やらないだろうなーと思っています笑
という事で僕のイカパッドは復活不能でした。。。
以上、追記でした!
追記:2021年5月
接点復活剤スプレーで復活するとの事で早速スプレーを注文しましたので届き次第、再々度挑戦してみます。
追記2:接点復活剤スプレー(コンタクトスプレー)
注文したコンタクトスプレーが到着しましたので追記します。
息を吹きかける、エアーダスタースプレーでも復活しなかった僕のイカパッドですが、次は接点復活剤スプレー(コンタクトスプレー)を使って再々度修理に挑戦してみます。
購入したスプレーはKURE(呉工業) コンタクトスプレー(300ml) 接点復活剤です。

イカパッドを分解するのはこれで3回目ですが要領を覚えてしまったのでサクサク分解していきます笑
またこいつに出会いましたがここにスプレーしていきます。

ジョイコンパーツ部分周りにティッシュなどで囲って他の部分にスプレー液が飛ばないように上下左右にレバーを動かしながら馴染むようにスプレーしていきます(画像なくてすいません)
大量にスプレーしないようにシュッ、シュッっと少しで大丈夫かと思われます。
スプレーし終わったらイカパッドを元に戻していきます。
そして故障の原因と都市伝説化(笑)している白い粉が操作摩擦によって出にくいようにグリスを塗っていきます(任天堂曰く、実際は故障と関係ないとの事です)
実際に使ったグリスはこれです。

グリスを直接塗るよりも綿棒を使う方がやりやすいです。

スティック部分に塗っていきます。

図のようにグリスはパッド部分と円周辺に塗る方が良いと思われます。

ちょっと塗りすぎたのでティッシュで周りを拭いていきます。

拭き終わって完了です。

結果
なんと!完全復活しました!
設定からのスティックの補正でも完璧です。
少しスプラ2をプレイしてみましたが全く問題ないです。
最初から息やエアーダスタースプレーじゃなくて接点復活剤スプレー(コンタクトスプレー)で修理していれば良かった結果でした笑
ホリパッドも良いですが、せっかく苦労したのでイカパッドをしばらく使っていこうと思います。
これでまたどれくらいの期間で不都合が出てくるかor不都合がない等を追記してみようと思います(不都合ない方が良いですが)
接点復活剤スプレーは1,000円イカで購入できるので挑戦してみてはどうでしょうか!
以上、再追記でした。
追記:2021年7月
なんとまた左スティックの調子が悪くなりました。
もはやここまでかと思いましたが、再度分解してコンタクトスプレー(接点復活剤)をやってみました。
結果、またもや復活!
なぜ復活するのか僕には理解不能ですが、コンタクトスプレーすごいです!
今回は2ヶ月で調子悪くなりました(ほぼ毎日2時間使用)が、またしばらく使ってみる事にします。
ジョイコンの修理はこちら
余談 thx2 allgamefans! を確認
右スティック側のパーツを外すとウワサの隠れメッセージが見えます。

『thx2 allgamefans! (全てのゲームファンにありがとうx2)』
※THX=Thanks(ありがとう)の略語だそうです。
わざわざ分解しなくても右スティックを下にしたら透明パーツから見えますが、これは普通に気づきにくいです。

まるで昔ファミコンで流行った裏ワザや隠しコマンド(例:上上下下左右BAなど)みたいですよね。
こういう遊び心が任天堂の良さなのかもしれません。
任天堂さん、子供の頃からたくさんの事を楽しませてもらい、ありがとうございます!
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