僕はプロコン(スプラ2仕様の通称"イカパッド")でスプラ2をプレイしていたのでSwitch付属のジョイコンは使っていませんでした。
奥さんがスプラ2をやるようになり、ジョイコンを使用していましたが、2ヶ月ぐらい経って(ほぼ毎日)でしょうか。ジョイコンの左スティックに異常(反応が悪い、勝手に動く等)が出てきました。
僕がNintendo Switchを購入した当時は品薄で正規で購入するのはほぼ不可能で、定価より2万〜3万ぐらい上乗せされて様々なサイトで売られている状況でした。
これをほぼ定価に近い金額でスプラ2同梱版をやっとの思いでゲットしたのですがジョイコンの左スティックは壊れやすいらしく、Nintendo Switchの初期購入(2017年から2018年ぐらい)ではよくあると他のサイトで見た事があります※使い方にもよると思いますが、現在は改善されているのかはわかりません。
せっかくのスプラ2ネオンカラーなので直してみようと思います。
プロコン修理はこちら
プロコンとホリパッド比較について
購入したツール
AmazonでJoy-con専用 修理キット&進化版ドライバーを購入しました。
この手のツールは意外に値段が安かったので(当時2,099円。もっと安いものもあります)良かったです。
追記:この商品がすでにAmazonから無くなっていたので最新版を貼っていますが、ここからの手順は僕が購入した当時品での説明になります。
中身は
・ジョイコンパーツ×4(左右共通で使用できます)
・Y字ドライバー(2mm)
・+ドライバー(2mm)
・ピンセット
・上下のパーツをこじ開けるヘラとピック?(三角パドルと言うそうです)と吸盤
・予備のネジ
・ホコリ取りの筆
・コントローラーを本体に接続するときのロックパーツ×2(バックルロック)
・ジョイコンパッド部分に被せる3色のカバー
です。
Amazonを見るとかなりの修理セットが売られています。
僕がこれを選んだ1番重要な判断したツールはピンセットに角度がついている点でした。
僕の場合、直線よりは曲がった角度がついているピンセットの方が断然使いやすいからです。
これはミニ四駆時代に覚えた感覚です笑
あとは最小限で修理できる物が揃っていれば良いかなと思った次第です。
最初はどれを選んだら良いか迷いましたが、セット内容を見ると猫の肉球スティックゴムカバーや、似たようなツールが被っていたり、これは使わないと思う物があった感じですね。
また、付属のドライバーですが、
【進化版ドライバー】
ドライバーのハンドルは人体工学に基づき、滑り止めグリップで、握りやすく、作業性抜群です。特殊合金精密ドリルとパッチヘット磁気の特徴で作業時、ネジを落とずに、しっかりねじを回すことはでき、使いやすく作業します。
amazon 【最新25in1 Joy-con専用 修理キット&進化版ドライバー】商品ページ
最後あたりの日本語が少し変なような気がしますが、説明があるように使ってみたらとても握りやすく、安物のすぐナメてしまうような感じではなかったのが良い点でした。
作業した結果、僕的には非常に満足したセットでした。
ジョイコン分解手順
それでは分解修理手順を説明していきます。
下図が問題のスプラ2ネオンカラーの左ジョイコンです。
最初にコントローラの裏側にあるネジ(Y字)を4カ所外します。
※Y字ドライバーはここだけにしか使用しません。
ネジを外したらコントローラを上下に分解します。
矢印にある隙間にヘラを入れて上下に開きます。
※付属のピック(三角パドル)でもいけると思います。僕は今回、吸盤も含めて使用していません。
上下パーツを開く時に注意する点は、赤丸にあるように配線ケーブルがあるのでゆっくりと開けていきます。
次にバッテリーを外します。
矢印にある部分にヘラを入れて外していきます。
※バッテリーは両面テープで止めてあるのでそこまで力を入れなくてもパリッと取れます。
バッテリーを本体から外したら次はコネクターを外します。
これは上からハマっているだけなので、ピンセットで上向き(天井側)に引っ張って外します。
バッテリーがつながっているので不安な方はつまようじでもいけると思います。
※上向き意外に引っ張らないようにしてください(配線が生えている方向では外れません。)図の矢印はあくまでも天井向き(真上)です。
バッテリーを外したら3カ所のネジ(+ネジ)を外します。
ネジを外したらカバーを外します。※簡単に取れます。
カバーを外したら、以下の画像のように基盤部分になります。
上図の赤丸にある2つのネジ(+)を外す事でスティックパーツが外れるのですが、1カ所はネジの上を配線コードが通っているのでこれを含めて作業するのに3カ所のコードを外します。
まずはネジの上を通っているコードを外してみます。
コードを噛んでいるグレーのパーツは上に持ち上げると動くのでピンセットで持ち上げます。
※絶対に基盤を傷つけないように作業しますが、これも不安な方はつまようじでやってください。
コードを噛んでいるグレーのパーツについてわかりにくいかと思うので追記します。
矢印のように下から上に持ち上げると、クリっと上に動くようになっています。
そんなに力を入れなくても動くので、自信の無い方は"つまようじ"でやってみてください。
グレーのパーツのロックを外したら配線コード抜きます。
この配線コードはT字になっているので角に引っ掛けてピンセットで外します。
※これも不安な方はつまようじでやってください。
上下パーツにつながっている配線コード部分も同じ要領(配線を噛んでいるグレーパーツを上に持ち上げる)で外します。
※初めにこちらから外した方がやりやすいかもです笑。手順が後になってすいません。
次に、スティックパーツがつながっている配線コードも同じ要領で外します(グレーのパーツを上に持ち上げて外す要領は同じです)
配線コードを外したらスティックパーツが固定さているネジを2カ所外します。
そしてこちらが新しいスティックパーツです。
これを取り付けます。
※スティックパーツは左用、右用とかはないのでツールに付属している4つのどれを使っても大丈夫です。
スティックパーツを元のようにマウントします。
①まずはスティックパーツをネジ(2カ所)で固定します。
※コントローラーの素材が樹脂なので強く締めすぎないようにしてください。強く締めすぎると本体側のネジ溝がナメてしまい、締まらなくなってしまいます。
②次にネジの上を通る配線コードを元のコネクターに差し込んでグレーのパーツで配線をロックします。
スティックを固定するネジ上を通る配線コードをロックした図です(グレーのパーツを元に戻した)
次はスティックから出ている配線コードを元のコネクターに差し込んで戻します
ここから画像が上下逆になりますが、①配線を差し込み、②グレーのパーツを元に戻し配線をロックします。
この配線を差し込む時に奥まで差し込まなくても止まる位置で大丈夫です。
僕の場合、配線コードの差し込みが浅い気がして無理矢理に奥まで差し込もうとしたら配線コードがダメになってしまい、1個無駄にしてしまいました笑
最後に上下パーツにつながっている配線コードを元に戻します。
ここまできたら配線コードを元に戻す要領は他と同じなので理解できると思います。
作業をしている時にLボタンが外れてしまったのでこれも元に戻します。
元に戻す要領は①にある下側部分を差し込んでから②側を差し込むとやりやすいです。
次はバッテリーがハマっていたカバーを元に戻していきます。
この時に注意する事は下図のように、配線コードがネジ穴の上にコードがこないように取り回ししてください。
3本のネジを締めてバッテリーを繋いでいきます。
外した時と同じように上からパキッとハメるだけです。
ここでは安全の為、ピンセットではなく付属のヘラを使ってください。
後はカバーを元に戻してY字ドライバーでネジを締めて元に戻してください。
操作テスト
正常に戻っているかスティックの補正で確認します。
設定からコントローラーとセンサーを選択します。
スティックの補正を選択します。
今回修理した左スティックを押し込みます。
この画面で正常な状態なのは確認できますが、念の為、Xボタンを押して『補正する』を行います。
右、下、左と操作して正常な状態なのを確認します。
次に問題の『上方向』ですが、これも問題なくクリアしました。
円を描くようにスティックを回してみても問題なく、補正を終了します。
まとめ
今回、このような作業には慣れているつもりでしたが、スティックの配線コードを1回潰してしまいました。
1回目に失敗はしましたが、要領は学んだので次にスティックが故障しても簡単に直せる自信はつきました笑
実際に、簡単に修理できるかどうかは慣れている方とそうでない方といると思いますが、僕のように1回失敗してみたらできると思います(この手の作業をした事がある方なら尚更出来ます)
意外にも安い金額でジョイコンが修理できたので、奥さんに『すごい』と言ってもらえて良かったです。
トータル的に難易度は高くないので是非、挑戦してみてください。
一応、プロコン修理バージョンも貼っておきます。(僕のプロコンは直らなかったのでただの分解手順となっています。。。笑)
最後までありがとうございました。
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