ノースフェイスのダウンは作りが丈夫でとても暖かいです。
今回、僕が所有しているノースフェイスのバルトロライトジャケットとヒムダウンパーカについてどっちが暖かいのか個人的な感想を記事にしましたので参考になればと思います。
ちなみに素人的な感想なので素材や作りなどの専門的な事については一切触れていませんのでご容赦ください。
所有しているバルトロとヒムダウン
僕が所有しているバルトロライトジャケットとヒムダウンの紹介です。
バルトロライトジャケット 2021年 品番ND91950 ブラック
ヒムダウン 2021年 品番ND92031 ミリタリーオリーブ
こちらはそれぞれのタグ部分。
サイズはバルトロがMサイズでヒムダウンはSサイズです。
僕の体型は身長177cm体重70kgで普通体型になります。
僕の体型だとアウターは普通L〜XLになるはずですが、ノースフェイスに関してはアイテムによって作りが違うのでサイズ選びには注意が必要です。
サイズ感に関しては後述します。
価格ですが、
バルトロライトジャケット 62,700円
ヒムダウン 68,200円
ヒムダウンの方が5,000円ほど高いですが、現在(執筆時2023年2月)は47,740円と安くなって売っている所が多く、バルトロは値段が上がってプレ値で売ってるか、売り切れている所が目立ちますね。
どうもヒムダウンは人気がないので値段を下げている感がします。
2024年1月追記
バルトロに関してノースフェイス店舗でノベルティー含めてサイズも普通に売ってる状況を確認しました。
正直、あり得ない状況ですが、バルトロの生産数を増やしたのかどうかはわかりませんが今年は簡単に入手出来る状況になったようです。
そして逆にヒムダウンは見かけなくなりました。
結論
まずは結論ですが、暖かいのはヒムダウンだと感じました。
※バルトロとヒムダウンを同じ場所で気温マイナス1℃〜2℃の状態で着用し比較した結果です。
理由は3点あります。
1.首回りの作り、厚さが違う
2.ボディの厚さが違う
3.着丈の長さが違う
ヒムダウンの暖かさレベルを5だとするとバルトロは3程度になるかと思います。
これをそれぞれ解説していきます。
理由1 首回り
首回りについて解説します。
下図、左のブラックがバルトロで右のオリーブがヒムダウンです。
バルトロはあご部分に向かって作りが細くなっていくのに対してヒムダウンは一定の太さになっています。
次は首元の1番上までフロントファスナーを閉じた画像です。
フロントファスナー部分を覆うウィンドフラップ部分(正確な名称かどうかわかりません笑)については、
バルトロは左右2枚で閉じる仕様になっており、ヒムダウンは左側からの1枚仕様です。
閉じるとこんな感じです。
下図は実際に着用した状態ですが、
首周りのダウン量についてバルトロは薄く、ヒムダウンは分厚いです。
バルトロの首回りはここまでの作りですが、ヒムダウンはさらにフード部分を閉じる事で首元の防寒を完璧にします。
下図の比較を見てください。
バルトロはあご付近が薄いのに対してヒムダウンはフード部分を閉じると2重になるので分厚さが圧倒的に違い、首元を完全に密着出来ます。
そしてヒムダウンはフード部分を閉じるとマフラーのようになっているのと、高さが違います。
バルトロは丁度あご下か若干隠れる程度で、ヒムダウンは完全にあごから口元まで隠れる高さまであります。
横から見た画像です。
後ろから見た図です。高さ的な違いはありません。
バルトロとヒムダウンを比較すると首周りの作りが全く違う事で暖かさに差が出るのがわかると思います。
2024年1月追記
ヒムダウンは上記の様に首元から顎部分が覆われて暖かいですがその分、顎や顔の皮脂によって汚れやすく、匂いもしてくるので使用頻度によってはクリーニングに出す必要があると思います。
理由2 ボディ
次にボディ部分についてです。
画像にするとちょっとわかりにくいかもしれませんが、バルトロはデザイン的にスリムに作られている所為か、ヒムダウンと比較するとダウンの量が全く違い、ヒムダウンの方が分厚いです。
後ろから見ると特に横幅に差があるのがわかるかと思います。
デザイン的にはウエスト部分がタイトになったバルトロの方がかっこいいですね。
ヒムダウンはベイマックスかマシュマロマン若しくはミシュランマンになるぐらい横幅になりますが、暖かさは違います。
あと、腕周りについてですが、バルトロのは手首までが太いです。
ヒムダウンは細くなっています。
実際に腕を通すとバルトロの方が分厚くダウンがぎっしり詰まっている感じがするのでヒムダウンよりも暖かく感じます。
あと、ボディについて大きく違う点ですが、ヒムダウンには丁度脇下あたりにあるドローコードを締める事で体への密着度を高める事ができます。
理由3 着丈
そして大きな違いとして着丈の長さです。
バルトロ(Mサイズ)は僕の体型だと腰下ぐらいに対してヒムダウンは足の付け根付近まであります。
この着丈が気温マイナス1度〜2度では(それ以下の気温でも)大きな差を生みます。
さらに暖かくするのに裾にあるドローコードはそれぞれ付いています。
ドローコードを締めるかどうかで暖かさは全く変わります。
特にヒムダウンは裾幅がバルトロよりも広がっているので締めない状態だと下から冷たい空気が入ってきて寒いです。
ヒムダウンの悪い点
最後にヒムダウンの悪い点についてです。
バルトロとヒムダウンのフロントファスナーは閉めた状態からでも下から開けられるダブルファスナー仕様になっているのですが、
ヒムダウンのフロントファスナーは非常に締めにくいです。
普通の感覚でファスナーを閉めようとしてもスライダーがスムーズに上がりません。
個体差があるのかと思いましたが、ノースフェイス店舗にてカラーが違うヒムダウンを試着してみても別の店舗で試着してみても全部同じでスライダーが上がりにくい構造になっている様です。
スライダーを上げるには2つあるスライダーを両方とも完全に下まで下がっている状態でないとスライドしない(閉まらない)のです。
これは完全に作りが失敗しているのかどうかわかりませんが、革ジャンのショットやバンソンでもフロントファスナーは丈夫に作られていて硬いですが、ここまで面倒な事は無いです。
クロムハーツのエレメント部分(ファスナーが噛み合う部分)は新品購入時には閉じるのに非常に硬いですが、それ以上に毎回めんどくさいのが正直な感想です。
これは参考にしてください。
サイズ感
冒頭で書きましたが、それぞれサイズが違います。
実際に着てみた感想ですが、僕の体型は(身長177cm、体重70kg、普通体型)です。
バルトロライトジャケットはジャストで着た方がシルエット的にかっこよく見えると思い、僕はMサイズにしましたが実際はLサイズでオーバーサイズ的にした方が良かったと思いました。
バルトロは店舗にサイズ在庫がほぼ無いので実際に試着できる機会が無いと思われますが、僕と同じ様な体型でサイズで悩んでいる方は好みにもよりますが、Lサイズを選ばれた方が無難だと思います。
僕も次はノベルティのウッドランドカモを考えていますが、シルエット的にサイズはLにしようと思います。
そしてヒムダウンですが、サイズ選びにとても悩みました。
僕の体型でいうと普段、Sサイズのアウターを選ぶ事はまず無いです。
LかXLをいつも選んでいますが、ヒムダウンだけはサイズ感を狂わせる癖のあるアウターです。
デザイン的にタイトに着るものでは無いと判断し、最初はLを着てみましたがとんでも無いオーバーサイズになってしまいサイズをMに落としてもベイマックス以上だったのでとても困惑しました。
アウターで絶対に着る事がないSサイズにしてみるとようやくしっくりきました。
さらにXSにしてみても良かったのですが中にスーツを着る前提だったのでSサイズにしました。
XSでも良いかもしれませんが僕と同じ体型の方はSサイズが無難だと思います。
ヒムダウンはバルトロと違って店舗にサイズの在庫があるので是非、試着を繰り返しながら悩んでみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
僕は当初、バルトロかヒムダウンか購入に悩んでいたので同じ様に考える方も居るだろうと記事にしてみました。
ヒムダウンパーカはノースフェイスの最高峰であるヒマラヤンパーカ(ヒマラヤ8000m峰のような過酷な極地での行動を支える、-40℃の環境でも行動を可能にする)の後継モデルとしてリリースされています。
なのでバルトロライトジャケットと暖かさを比較しても使用する環境状況が違う用途で作られた物なので暖かさが違うのは当然の結果だと思います。
バルトロはデザイン的にかっこいいです。それ故に毎年販売時期になると抽選予約しないと購入出来ないレアアイテムです。
抽選に外れて他で購入するにしてもプレ値になるのは毎年の恒例です(最近は値が落ち着いてきてる様に思えます)
逆にヒムダウンは正規店舗でも普通に購入できます。
僕が実際に先に購入したのはバルトロでしたが、気温がマイナスになる時にもっと暖かいダウンが欲しくなりヒムダウンを購入して着てみたら全然暖かさが違う。
12月ごろはバルトロを着て、1月〜2月などクソ寒い場所に行く時にはヒムダウンを着ています。
ご自身の生活環境や行動パターン、好みなどで参考にしていただけたらと思います。
最後までありがとうございました。
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